小さな森東京へ、初女さんで繋がるご縁
人を変えることはできないけど、ここに存在しているだけで誰かの救いになれることがある。「小さな森東京」を運営されている吉田さんの言葉。
4月に開催した佐藤初女さん講演会のご縁で、今回「小さな森東京」におうかがいする機会をいただきました。
普段は、食事で来訪者をもてなす吉田さんご夫妻。今回はわたしたちが料理を持参したのですが、「こんなことは初めて」とニコニコしてくださった俊雄さんの言葉に、そうか、ここは「小さな森」なんだとあらためて実感。
こんなエピソードを奥様の紀美子さんからうかがいました。
とある早朝「今からうかがってもいいですか?」と一本の電話があったそうです。
こんな時間にかけてくるということは何かあるのだなと思い、「どうぞ」とおっしゃってご飯を炊いて待っていらしたそうですが、その方はいらっしゃらなかったそうです。
そして翌朝、同じ方から「昨日は行かれなくてすみません。今から行っても良いですか。」とお電話。またご飯を炊いて待ったのだけれども、その日もいらっしゃらなかったそうです。
そして、後日「あの時は『どうぞ』と言っていただいたことで、もう一度がんばろうとい気持ちになれました。」とお礼のお電話があったそうです。
その方に何があったのかは分かりませんが、無条件で自分を受け入れてくれる場所があるということがどれだけ心の支えになっただろう、と思いました。
小さな森東京は、佐藤初女さんが森のイスキアでされているのと同じ活動をされていらっしゃるのです。「岩木山まではなかなか行かれないけど東京ならという方もいらっしゃるでしょう。」と紀美子さん。
初女さんは「目の前に現れる人は神様。」とおっしゃいます。吉田さんご夫妻もそのように心を開かれている方達。
キリスト教徒ではないけれど、なかなか難しいことだけど。わたしもそういう気持ちで人と接するよう心がけたい。何か嫌なことがあっても、「これは神様は私に何を言おうとしているのかな?」と考えたら、生き方が楽になるように思います。。
こういう考えに共鳴しあえる友が回りに居ることもとても幸せです。そしてその輪がどんどん広がっているのも嬉しいことです。
初女さんの講演会を開催したことで、思っていた以上のたくさんのものを頂きました。行動が大事、あらためて実感です。
さて、料理は私たちが持ち寄ったもの。今回、吉田さんにお礼の気持ちを込めて作ったお料理の数々。全部は紹介しきれないほどです。私はケーキを担当。あとはおいしいおいしいと食べる係♪
プロの料理家の心のこもった料理の数々。これ以上おいしいものはないですね。
ここで、話題のブルーボトルコーヒーを初体験。紀美子さんが豆を頂いたので飲んでみようということになったのですが、ミルがないのですり鉢とすりこ木で挽きました。みんなびっくりしていたけど、カカオ豆これで挽くもんね。
小さな森東京は板橋区のとある団地の一角にあります。初めて訪れたにも関わらず、懐かしく居心地がよく、いつまでも居たくなる、良い気の流れるおうちでした。
*冒頭の写真は横山久美子さん、コーヒー擦っている私の写真は福島利香さん、最後の集合写真は吉田俊雄さんのものをお借りしました。
–小さな森東京は、2016年秋に福岡にお引っ越し。現在は小さな森福岡として活動されています。–