6月17日キッズファクトリー「梅干し&おむすび」│子供料理教室
6月のキッズファクトリー(小学生・中学生のお菓子教室)は梅干し作り。第3土曜日クラス、今月は振替が多くふたりで、いつもの修羅場賑やかさがうそのようなのんびり開催。
梅干し嫌いというふたり。私は梅のアロマ効果でハイテンションなのに「全然いい匂いじゃない。」「できても食べない」と鼻をしかめます。笑
「パティシエ教室なのに梅干し」とAちゃん。「うちはパティシエ教室じゃないっ」と私。
でも、家族には梅干し好きがいるということで、食べてくれる人のためにがんばって作りましょーと納得してもらい、作業開始。
まずはアルコールで袋の中を消毒。そして水気を拭いた梅のなり口(へた)をていねいに取り除き、袋に入れていきます。
塩を入れたらなるべく空気をぬいて袋を閉め、塩がまんべんなくつくように軽くふります。ここまでで10分。はやっ
なんだかんだ言ってたけど作っている時は楽しそう。
梅干し作りのあとの作業は家でやります。口頭で説明しレシピを渡しますが、梅干しにテンション低いふたり。大丈夫だろうか、とても心配です。梅干しが。お迎えのご家族によーく説明しておきました。
梅干しを作るのは初めてというご家庭だったのですが、「これなら簡単に出来そう!」と喜んでくださいました。これを機会に作ってくれるといいな。
そしておむすび。一応梅干しがテーマの今月のレッスン。中に入れるのは梅干しです。ちょっとだけ入れると果敢に挑戦したJちゃん(でも食べられなかった。笑)、塩むすびを作ったAちゃん。
無理しなくてもいいんです。自然に食べたいと思う時が来ればいい。本物に触れる体験が重要。
海苔もていねいに切ります。
ご飯も潰さずによそいます。
むすぶのはちょっと難しいねぇ。
キッズファクトリーではたびたび登場する佐藤初女さんのおむすびの作り方。ずっと子供たちに伝えていきます。
今日はふたりだから大変。洗い物は慣れているのですが、シンクの拭き上げなどは「いつもお姉さんがやってくれるから〜。どうやるんだ〜。」と言ってました。段々自分もできるようになっていくのです。
梅干しはこのような状態で持ち帰りです。梅酢が上がってくるまで1kgの重しをしてください。その後は冷暗所に保管。梅雨があけたら日差しの強いお天気の日に3日ほど天日干しにしたら出来上がり。梅酢はとっておいてお料理に使ってくださいね。1kgくらいだと本当に手軽に作れるのでやってみようかという気になってもらえたらうれしいです。
今回の梅を送ってくださったのは和歌山県のみなべ町の梅農家さん。
子供たちが梅干しを作る!というので送ってくださいました。
これが梅農家の梅干作り。圧巻ですね。
ひとつひとつ手作業でていねいに作られた梅干しは貴重です。今スーパーで売られているのはほとんどが梅干しもどき(裏面を見ればわかります。)梅と塩だけで作れるのにねーって今日も子供たちと材料確認をしました。
今回ご協力いただいたのは、「しょっぱいい塩梅」の平井彩子さん。生産者の前田さん、宮本さんの紹介もサイトに載っていますのでぜひご覧ください。作った人が見えると梅がより一層大切に思えますね。
できた梅干しはすぐに食べるとまだ塩見がとんがっている感じ。でも食べられます。長い期間保存が利くので少し置いておくのもよいかも。すぐに食べたい場合は、味がきつかったらザラメを少しかけて一晩置くとよいと森のイスキアで教わりました。