祭りの日の始まりは初夏の陽射しが眩しいミント畑から。毎年お世話になっている沼さんに、今年も「摘んで行っていいよ」といっていただき、ミントティー用にありがたく頂戴しました。車の中は清々しい香りでいっぱい、元気をチャージしながらスタジオへ向かいます。

前日は高校生会員が仕切るデザートプレートの仕込み。今年は製菓班と会場設営班に分かれて作業を進めましたが、おかげで動線がスムーズで良かったです。幹事さんがあらかじめ作ってきた計量用のメモ、「ゼラチン」と「冷水」が別々になってるのがちょっと面白い。いつもは先生がしてくれる準備や、いつもより多いポーションでの作業など、普段のレッスンとは色々勝手が違いますが、作り始めればいつもの通り、的確な動作。ビスキュイはふんわり、ババロアズも良い状態で完璧。そして作業台の上がカオスじゃないのが素晴らしい。実はそばで見ながら、「卵なんか最初に全部計量しちゃえばいいのに」などと思っていたのですが、これはこれで混乱せずスペースに余裕を持って進められたので、結果的に良かったと思いました。

今回、わたしも2つチャレンジさせてもらいました。1つはコーヒーゼリーの提供。カフェラボでお世話になってる横浜の有名店「珈琲文明」のマスターに、美味しいゼリーを作るコツを教わりました。オーダーしてくれたお客様に、「美味しかったです。」と言っていただき、嬉しかったです。

もう1つはお菓子×科学のワークショップ。ミサリングファクトリーのサロンをお借りして開催している私個人のレッスンのご紹介企画です。5人のお子さんとラムネを作って楽しみました。

一方、すっかりレギュラーの「坂本珈琲」、妻子に巻き込まれたうちの夫です。今年は新宿の但馬屋さんで豆を仕入れました。ネルドリップコーヒーは今年35杯出たとのこと。注文してくれた皆さん、ありがとうございました。

今年のスタッフ特典、横濱うお時さんの豪華弁当。美味しかったです。

席数に限りがあるため、1時間入替制。ほとんどの方は予約して来てくれて、時間になると速やかに席を立ってくださいます。本当に素晴らしいお客様ばかりで、感謝しかありません。たくさんの友達の元気な顔が見られて嬉しい。社会人になったミサリングOGも来てくれて、先生とお喋りしたり、後輩の作ったケーキを美味しそうに食べていました。思えば、今回幹事をやってる子たちはミサリングファクトリーがオープンした時はまだ生まれてないのね。

そんな幹事さんのお母様から、「みんなに助けてもらってる。とてもありがたい。」とお子さんがおうちで話してると伺いました。私から見れば、これだけのことが出来る能力は素晴らしいと思うので、本人がそんなに謙虚なことに驚きました。周りのみんなにありがとうの気持ちで動いてることが、このチームワークを支えているんですね。

年々、仕込み後の身体バキバキが増してゆきますが、また来年もお手伝いできることを楽しみにしています。

来てくださった皆様、来られなかったけど気持ちを送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。

（坂本ちか）

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