2024年もありがとうございました

2024年の年末、いつもクリスマス前に終わらせるようにしているデコレーション大賞のレッスン(皆さんデコレーション大賞投票よろしくお願いします!)が23日に終わり、スタジオと家の大掃除も終了。

いつになく長い年末年始、のんびりドラマ見てます。

毎年備忘録として書いている今年のまとめ

会費の値上げと物価上昇

今年のミサリングファクトリーで一番のトピックはなんといっても材料費の値上がりです。物価上昇が本当にエグい…。

4月に会費を大幅に値上げさせて頂きました。とても心苦しいことではありましたが、ありがたいことに皆さんのご理解を頂き、教室を続けることができています。

それでも良質なものを使うという点は変えずにいきたいのです。それが無くなったらミサリングファクトリーをやっている意味が大きく変わってしまうように思うのです。良いものを残していく、良質なものの味を知る、とても大事なことです。

なにに価値を置くかが問われる時代になりました。どのような信条を持って事業をしているかということがとても大事です。利用してくださる方の支持を集めるのは大変ですが、本来はそうであるべきと思います。

フランス菓子基礎クラスを作りました

2023年恩師弓田亨氏が逝去されたことをうけて、改めてイルプルーシュルラセーヌの基礎技術を学ぶためのクラスを作りました。新しい生徒さんたちの出会いがとても新鮮です。今季のみの予定ですが、要望があれば来季も開催するかもしれません。参加してくださっている方々に伺ったところ、基礎技術を体系的に学びたかったとのことです。後期新クラス参加者募集してますので興味のある方は是非ご参加ください。

個人教室開業支援を辞めました

コロナ以降多くの個人教室が閉業しました。そして新しく個人教室を始めようという方が本当に減りました。先の話と関連しますが、事業として教室をやるのは簡単なことではありません。今はネット集客も大変厳しくなりましたから、目指す人が減るのは自然な流れでしょう。これも悪いことではないと思います。開業支援は支援すべき相手が見えなくなったので必然的に終了です。

でも個人教室ってすごーく貴重な場だと思うんですよね。人間は自分を尊重し大切にしてくれる場所が必要です。ミサリングファクトリーは、行くと楽しい、笑顔で迎えてくれる人たちがいる、ホッとできる、そういう場所でありたいと思っています。

OGの職場見学

今年就職したOGりこちゃんの働くヒルトン横浜のアフタヌーンティブッフェにみんなで行ってきました。パティシエになりたい子どもたちは実際に働く先輩の姿を見てみたいだろうと思いましたが、思った以上に子供の参加が少なくちょっと残念でした。こういうのは興味がないのかな、私の予想が外れました。

でも小学生の頃から通っていたりこちゃんのパティシエの第一歩を見られてとても嬉しかったです。普通は見られないですもんね。

今年も年末は生徒たちが伊豆高原・虹へ

今年も5名の生徒が虹さんのお節作りのお手伝いに行きました。仕事をしながら個人宅で集団生活は、料理のみならず学ぶことがたくさんの貴重な経験だと思います。今年も無事終了したみたいです。笑顔の集合写真から達成感を感じました。みなさん、今年もご苦労様でした。高校生になったらぜひ皆さんもチャレンジしてみてくださいね。

個人的なこと

昨年夏から、背中の痛み、鬱、原因不明の胃腸炎、右腕のしびれ、コロナ罹患と次々に体調不良になり、健康であることのありがたさを噛み締めました。先月のぎっくり腰がファイナルで、今後はもう大丈夫だと思います。根拠はないです。

昨年から始めた日本語学習支援、今年度は横浜市国際交流協会の日本語教室で学習支援のボランティアを始めました。いろんな国の人たちと楽しく交流しています。2024年に「登録日本語教員」という国家資格ができました。来年は資格取得を目指したいと思っています。

その理由をちょっと書きます。

人口の減少が止まらない日本

2023年度の人口減は約84万人(在留外国人数が24万人あるため統計的には60万人)。80万台って山梨県とか佐賀県の人口です。毎年、県がひとつなくなるくらい日本人は減っているのです。外国から日本に来て暮らしたいという人々を増やさないと国が成り立たなくなっているんですね。興味のある方は統計局の人口推計を見てみてください。

日本政府はすでに多文化共生に舵をきっています。外国人生活者が増えているのをみなさんも感じているでしょう。日本に仕事に来る外国人と帯同の家族が増えているのです。外国籍の子ども、外国にルーツを持つ子どもも増えていきます。

多文化共生社会

先日、シェアリングケアさんの多言語お話会を見学させていただきました。ネパール、マレーシア、フィリピンの絵本を読みきかせとゲームで子供たちが多文化に触れていました。これからは、日本の子どもではなくすべての子どもたちが学び遊び楽しく過ごせる場を作っていくことが社会に役立つことと考えています。

2025年も子供たちを取り巻く社会を見ながら、眼の前にいる子供たちと向き合っていきたいと思います。

今年は鶏を描いた

伊藤若冲の気持ちょっと分かったな。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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