3月のフランス菓子研究所 早い春のひだまり(ちかレポ)

今朝は外に出た瞬間、ちょっと上着が重すぎたなーと後悔しました。服装の正解を出すのが難しい季節ですが、本日作るケーキとしては、もうこれ以外はないと思います。その名も「早い春のひだまり」。

こちら古参のメンバーにとってはなつかしいケーキ。初登場は何年前だったんだろう。とにかくこれを作ってきて以来、ムスメの誕生日ケーキのリクエストはほとんどこれ。ヘーゼルナッツのバタークリームとアマンドキャラメリゼが、どストライクだったようです。

ロールケーキは通常、天板でシート状に生地を焼きますが、こちらはキャドルという四角い型で高さが出るように焼き、スライスして並べてからクリームを塗って巻きます。ビスキュイにバターがたっぷり入ってるので、控えめなポンシュでもしっとりして巻きやすいです。バタークリームをていねいに塗り拡げますが、「こういうクリームはいじってもいいから、パレットナイフの練習してね。」と先生。生クリームではこうはいきませんからね。

中と外に使うアマンドキャラメリゼをみんなで作りました。熱々のうちに一枚ずつはがすのがなかなか大変で、けっこう塊になっちゃいました。どうするのがいちばんキレイなんだろうなあ。

巻いたら冷やし固めて、カットしてから外側にバタークリームを塗り、そこにアマンドキャラメリゼをはりつけます。私はいったん冷凍保存するため、カット以降は省略。バタークリームのいいところは冷凍できるってことね。

ムスメリクエストで何度も作ってるのですが、実は、いつも巻いてないんです。スライスしたらクリームを塗って重ねて、四角いカットで仕上げてました。クリームがたくさん必要なので、レシピの倍仕込みます。今日久しぶりに本家を食べてみて、印象がかなり違うので、やっぱりこういうバランスも計算されてるんだなぁと思いました。わたしの作ってるやつは、ひだまりというよりもっと直射日光的。

何年ぶりかのリアルひだまり、ムスメに持っていこうと思います。(坂本ちか)

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