7月のフランス菓子研究所 ナッツのパウンドケーキ(ちかレポ)

イルプルのパウンドケーキ、色々あって順番に作ってきましたが、そろそろこちらでネタが尽きるのではないかしら。毎回、その配合や工程の繊細さに驚くパウンドです。ナッツのパウンド、その名に恥じぬ膨大なナッツの量。恭しいヘーゼル様、王道アーモンド様、みんな大好きクルミ様の3名様が、全体量の1/3を占めますよ。フープロで細か目に挽いたものと、半割りにしたものとを用意します。あとプラリネノワゼットね。こういうところが普通じゃないと思う。わざわざ3形態使うなんてね。カマタくんとシナガワくんとカマクラさん。(みんなシン・ゴジラ見たわよね?)

そりゃもう何万回も目にしているかと思いますが、「パウンドは混ぜるだけ」です。材料を順番に丁寧によく混ぜる。バターに卵を入れるというのはつまり油に水を入れるってことなので、分離しがちですけれど、バターに先に砂糖がしっかり混ざっていて、かつ柔らかさが十分で、さらにきちんと速度上げて少しずつ混ぜれば大丈夫。でもこれは本当に作る人によって状態が様々です。私はあんまり得意じゃないけど、うちのムスメ(ミサリングでは先輩ね)は完璧に混ぜることが出来るんだよね。何が違うのかな。

砂糖と卵と粉が5回に分けるでしょ、ナッツは3回に分けるし、蜂蜜やラムやプラリネもあるし、木ベラを回す回数は2000回近くになるんじゃないでしょうか。先生が、「腕だけで力入れて回すと疲れるから、肩から回すイメージでね。」とデモをしながら説明してくれます。教室で初めてパウンド作りをする生徒さんは、ふーー。といいながらときどき休んでいます。わたしもはじめの頃はきつかったなーなんて思い出したりして。がんばった分美味しいので、がんばりましょう。おー。

今日は15センチデコで焼き上げます。パウンド型で作る、オリジナルのレシピの約1.3倍量。たくさん食べられて嬉しい。8だとさすがに大きいから10カットかな。試食のときはマスカルポーネ入りの生クリームを添えてくれました。ナッツにフレッシュチーズ、それと蜂蜜。最強。

いろんな話題で毎回楽しい試食ですが、今日覚えたことは「マリトッツォの火付け役は原宿のイータリー」だということと、「戸塚にある原宿はアクセントが『ら』にある」ということでした。いっこ500円近い高級クリームパン、食べてみたいわ。

さあ、今年も残すところ半分を切りました。まずはこの夏を健康に楽しく過ごしたいです。渓流キャンプしたい。

松本先生、ご一緒したみなさま、ありがとうございました。

(坂本 知香)

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