11月のフランス菓子研究所「シュトルーデル」(ちかレポ)

シュトルーデルとは

古いドイツ語で「渦」という意味だとか。

薄ーくのばした生地に具を巻き込んで

ぐるぐるにして作ります。

試作をした先生が

生地ののしが難易度高いわ、と。

そして、教室の天板だと

バイアスに乗せなきゃ尺が足りないらしい。

じゃあ、あまり長すぎないよう

気を付けなくちゃなりませんね、

というと

「いや、ほんと大変だから。

これ以上長くできるもんなら

やってみなさいよってもんだわよ。」

そんな挑戦的なかんじですが

いざ実践。

生地はみんなのをまとめて

キッチンエイドでがこがこ作ります。

限りなくピザに近い材料ね。

しかし水分かなり多め。

りんごはコンポートと

フレッシュなままを使います。

コンポートはじっくり長い時間

火にかけると美味しくなります。

生地を寝かせ、りんごを煮る間に

パン粉を炒めます。

先生がフライパンを振る手つきが鮮やかです。

真似したらこぼすから、やりませんが。

次はいよいよ成形。

クッキングぺーバーで生地をはさみ

打ち粉をまめにしながらどんどん薄くのす。

ペーパーからはがすと無情にも縮む生地。

だんだんやけになってきて

指でつまんでひっぱるなど

あらゆる手をつかいました。

隣を見ると、きっちりペーパーサイズに

のし切っているひろこさん。

やれるもんならやってみた感じですよ。

のした生地に溶かしバターをぬり具を広げて巻く。

ジブリのあれに出てくる生き物みたい。

先生が写真撮りながら笑っちゃってますけど。

オーブンに入れ、途中と仕上げにも溶かしバターたっぷり。

とはいえパイを考えたらとても少ないバター量。

中身はパン粉だし、安心して食べられますね(?)

薄くてパリパリの皮と美味しいりんごたちと

くるみやレーズン、松の実、

香ばしいパン粉が賑やかで美味しい。

試食しながら、かつての生徒ちゃんが

和菓子を作る仕事についたそうで

お母さんから連絡があったと

先生が嬉しそうに話してくれました。

小さなお菓子星人がだいじに育てた

お菓子愛がかたちになりつつあるんですね。

素敵だなぁ。

いつか彼女の和菓子が食べたいです。

そして、現役ちび星人やその保護者たちが

素敵な先輩や仲間とつながれる場所として

横浜ミサリングファクトリー、進化するみたいですよ。

楽しみです。

(坂本 知香)

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