はじまりの学校へ パート2│高畠熱中小学校

高畠熱中小学校での初授業、選択授業の調理実習に続いて、通常授業では講義も担当。何話しても良いということだったので、自己紹介を兼ねてわたしのやっている事業について話をすることにしました。

タイトルは「小さな事業の育て方」

生徒は皆さん社会人。ご自身で事業をされている方もいらっしゃるし、熱中小学校では先生生徒という立場ですが、ほんとはみんなフラットな関係。何かを教えるというよりも、自分のしてることを伝えようと考えました。

私は今、お菓子教室とIT会社を経営しています。

起業を目指した理由、どのような事業を作ろうと思ったか、現在の状況とこれからなにを目指しているのか、そして、その中から見えてきたこと。

起業ってすごく敷居の高いことのように思えるかもしれないけど、実はそうでもない。目的は儲けることでなくてもいい。ひとりにできることは限られているけど、小さな事業はフレキシブルに考え、スピードをもって行動できる。色んな人とつながることで面白いことがたくさんできる。社会をよくしていくこともできる。

これからはこんな小さな事業の時代になるよ。今もうすごいスピードでそんな方向に時代がシフトしているよ。という話をしました。

二次会で私よりずっと年上の方に「先生はああ言ってたけど、そんな風に時代が変わってきている感じがしない。」と率直な感想をもらいました。

はい、東京でもそう思ってない人が大多数です。だけど、政治・経済界から私達のような小さな規模の事業者まで、動き始めている人たちは確実にいて、どんどん増えています。「必ず変わっていくから、動かない人たちのことなんか気にしない。それより自分のやりたいことを進めちゃいましょー。」と言うと、わははそんなもんかね、と笑ってくださいました。

地方で、こんな話にワクワクして、そうかもしれないな、って思ってくれる人がたくさん出てくれば、もっともっとスピードあげて世の中が変わっていくんだろうなと思いました。

日本変!おかしい!って思うことがある人は、自分自身が、変じゃない、すてきな日本を小さく大切に作っていけばいいのー。

あとで生徒さんたちが「来年絶対会社立ち上げる」とか、「先生の話を聞いてそっかって思った。そういうことなら自分もやりたいことを事業化してみたい」「自分にもできるかもって思えた」「(授業を聞いてて)◯◯さんの目がすごく輝き始めてすごかった」なんて教えてくれて、ああ、なんかすごく伝わったんだーー!って嬉しくなりました。

すごい立派な殿上人みたいに思えてしまう人じゃなく、小さい私が発信するから自分ごととして響くのだと思います。

「小さいからこそできることを考えましょう。それこそ大きなことです。」師匠から数週間前に言われたことが腑に落ちたタイミングで実感できる体験が速攻やってきた!って思いました。小さいって素晴らしい。背丈のことじゃないよ。

自分のパーツをピカピカに磨いて、ぴったり合う人たちとつながろう。そうすればもっとよい未来を子供たちに残していかれる。たくさんの人に伝えていこう。そんな風にあらためて思えた高畠熱中小学校での経験でした。

そして熱中小学校。

最初はどんなものかわからなかったのですが、関係者の皆さんとお話しをする機会を重ね、授業を経験し、いろんなことがわかってきました。全国を繋げる本当に夢のある壮大なプロジェクトです。その中で高畠校の生徒さんたちの存在と行動が今後の熱中小学校のキーなんだなと強く感じました。

まさにここが「はじまりの学校」

高畠のワクワク感ややる気をぜひ全国の熱中小学校に送って欲しいと思います。

熱中小学校関係者の皆さん、生徒さん、そして熱中小学校を紹介してくれた宮村柚衣さんに深く感謝します。ありがとうございました。

来月はとくしま上板熱中小学校へ行ってきます。

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