阿武隈川と生きる丸森の町へ │ 熱中小学校丸森復興分校

先週の日曜日、久しぶりに熱中小学校で授業をしてきました。

行ったのは宮城県伊具郡丸森町にある「熱中小学校丸森復興分校」。丸森分校の講義は「齋理屋敷」で行います。古い蔵を利用したすてきな会場です。

いつもなら地元の食材を使って皆さんと調理実習をするのですが、今回はコロナの影響で調理実習が難しく、講義になりました。

「ちいさな事業の歩き方」と題して、ミサリングファクトリーを紹介し、開業した経緯から、お菓子教室などというとってもニッチな業種が14年続けてこられたのはどうしてなのかをお話ししました。

調理自習の目的はコミニケーションでもあります。今回はどういう形でみんなとコミニケーションできるかなと考え、「あんぱん専門店になってみよう」ワークを取り入れました。

皆さん、笑ったり悩んだりしながらおおいに盛り上がってくれました。

”起業”っていうとなんだかすごいこと、自分には無理と思われる方が多いのだけど、こんな小さな起業もアリか、これなら自分が思っていることも事業としてできるかも?そんな気づきを得てくれる人が少しでもいたらいいという気持ちでいつも話していますが、今回も終わった後にたくさん感想をいただきました。

「楽しくないと続かない」

「継続できることが大切」

伝えたかったこのふたつのメッセージ、思った以上に響いたみたいでとても嬉しかったです。

丸森町は宮城県内でも良質な食材が揃う地域だそうです。旬のなすやピーマン買ったり頂いたり。

そして2019年の台風19号の時に阿武隈川が氾濫し大きな被害を被った地域でもあります。

被災された方のご自宅やお店を訪問しました。

「ここまで水が来たんですよ」と言われてもちょっと想像がつかないくらい阿武隈川は静かに流れていました。

自然と向き合い、今後このような災害が起きないようにするためにはどうしたらよいかを考える取り組みも行われているということです。

自然に手を入れることがどのような影響をもたらすかはすぐに理解ることではありませんが、私たちは真剣に考えないといけないと思います。

横浜でも高速道路開発で市最大の森が大きくえぐられています。その様子を見ると胸がぐいっと押される感じがするのです。

子孫にどんな日本を残したいのか。他人事ではありません。

熱中小学校へ行っていつも思うのは、どこの人たちもみんな明るく人が良いこと。辛いことがあっても笑い飛ばす強さを持っている人が、熱中小学校に惹かれるんだろうなと思います。いつも私もたくさん刺激と元気をもらってます。

次回は調理自習で。みんなとお菓子作りできるといいな。

阿武隈急行乗ってきました。ローカル線大好き。

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