​第2期オープンスクール!とっとり琴浦熱中小学校

熱中小学校は「もう一度7歳の目で世界を。」を掲げるおとなが学ぶおとなのための学校。全国規模の地方創生大プロジェクトです。わたしは家庭科教諭として参画しています。

今期のクラスは昨年開校したばかりの「とっとり琴浦熱中小学校」。普段はお菓子の調理実習をしていますが、今回は授業の日がオープンスクールにあたるため、講義になりました。
会場には立派なポスターが。

「ちいさな事業の歩き方2019」と題して、今どきの日本経済、小規模事業者の現況などをデータでお見せした上で、そんな今、事業をやるとしたらどうしたらいいのか、という話を事例を交えて紹介するという内容です。
オープンスクールということで街の大きな会場です。まず町長の挨拶。熱中小学校を通じて街が実現したいことを熱く語られました。


人口流出が続く地方の街、ここ琴浦も例外ではありません。そこに住み、働く人々が元気で楽しくしていることが街の魅力になります。小さな事業を起こしていくことは大きなキーになるのです。
いつもお伝えするのは、自分自身がどんな事業をしたいのか、大きく儲けることだけが事業の目的ではない、小さくても長く楽しく続けられる事業を作る意味は大きいということです。
さて、そんなわたしの授業。一番バッターです。立派な会場ということもあり、若干の緊張感が漂います。
そこで冒頭にみなさんに質問を。
「熱中小学校1期生の生徒さん」
「今日初めて熱中小学校に来た方」
「関係者の皆さん」
「他の熱中小学校から来た生徒さん」
それぞれ手が上がります。身体動かすのいいですよね!(違
そしてそのあと、
「5分差し上げます。どうぞ周りの方たちとお話してみてください。」と振りました。

これ実は友人から教えてもらった手法。男性が多かったので、どうかな、みんな話しするかなと心配したのも束の間、皆さんすぐに話し始め、またたくうちに場内が賑やかに盛り上がりました。その様子を見て(なんだー、男性もおしゃべり盛り上がるねぇ)と、とっても嬉しくなり、わたし自身も緊張がほぐれました。
温まったところで授業スタート。
自分自身の起業の経緯から現在に至るまでの経緯をお話し、成熟経済の今をデータと事例で示し、そんなこの時代、わたしたちはどんな事業を作るべきかを1時間ほどお話ししました。
終わってみたら、なんとスタッフの方がグラレコ(グラフィックレコーディング)を作ってくれてました。
これを見たら一目瞭然。1時間話し聞いてなくてもいいじゃーん。笑
素晴らしい。感激です。
あとで生徒さんや関係者の皆さんからも感想をいただきました。
どこへ行っても一番印象に残るのが、
「事業を起こすって拡大していかないといけないと思っていた。小さい事業でもいいんだって背中を押されました。」という声。
ここ琴浦でもそのように語ってくださった方が何人も。
また印象的だったのはそのことを男性から何人も言われたことです。
副町長や鳥取銀行の専務がフェイスブックで「松本さんの考え方は素敵ですね。何かやる気が出ますね!」とか「松本先生から実にいいお話を伺いました。私もわが事として行動したいと思いました。」とかコメントくださっているのを見て、めちゃ嬉しかったです。
徐々に社会は変わっているなって実感しました。
どんどん稼ぐのもよし、小さくやるのもよし、大事なのは自分が楽しいと感じること。そんな事業者がたくさん増えたら日本はもっと素敵になるのです。小さくたって堂々と。ほんとにそうなんです。 
終了後は楽しい懇親会、そして翌日は琴浦町&鳥取砂丘を案内してもらいました。

2月とは思えない陽気。持っていったコートが荷物になって仕方なかった。​

​▲旧以西小学校。こちらが琴浦熱中小学校。今回はオープンスクールだったため街のホールでしたが次回はこちらで。

山陰って海と空と山がとても神々しいのです。出雲があるからこの一体に神様がいるのだなぁって感じます。

▲中国地方最高峰大山(だいせん)。琴浦町にあります。美しい山です。登ってみたい。​

​▲大山の手前にある船上山。ここは隠岐の島から脱出した後醍醐天皇が決起した山。

​▲波に削られた丸い石しかない鳴り石の浜。波で石がカラコロいうので鳴り石。これは積み上げたくなるでしょ。

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▲鳥取砂丘。広さが伝わるでしょうか。↓インスタに動画アップしたのでよかったらどうぞ。

​▲鳥取空港隣の市場でカニさんに一応ご挨拶。鳥取は松葉ガニが有名。

ハードスケジュールが続き体調不良のまま出向きコンディション最悪だったので、食べ物の方は十分に楽しめなかったのだけど、今度また調理実習で琴浦に呼んでもらいます。

琴浦といえば白バラ牛乳。1日で3本飲みました。おいしいのだー。

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