2021年 1月のフランス菓子研究所 プラリネのババロア(ちかレポ)
ジェノワーズっていったら卵あっためてしぬほど泡立てるやつ
と思っておりましたが
本日レッスンではあたためないまま、4分くらい泡立てるというのをやりました。
その時の卵の様子があまりに弱っちく、たらたら垂れるかんじで、とっても不安だったのですが、粉が入っていくごとにふんわりボリュームが出て、焼き上がりは4センチ弱にまでなりました。
さらにはスライスしたときのさわった感じも、食べたときの口当たりもあっため系とは異なります。
夏場に冷茶を作ることがあるけれど、熱湯で入れたお茶を冷やすのと、冷たい水でゆっくり作るのと味わいがちがうでしょう?これもそんなかんじ。と、先生。
ポイントは使用する器具。ひらべったいでかいボウルではいつまでも泡立ちません。15センチの深いボウルだと、卵液が逃げずきっちりハンドミキサーに絡みます。
さらに、そもそもスポンジって高さが出てよくふくらんでるとよくできたっていうけれど、本当にそれがいちばんいいのか?と、疑問を提示されて戸惑うわたし。
だってさあ。そうやって習ってきた気がするしなぁ。
結局は、どういうお菓子を作りたいのか、なんですよね。
もしかしたら、主張強めテクスチャー硬めのものを合わせるなら、ある程度空気感の少ないしっかりした生地のほうがいいかも知れない。
たかがジェノワーズ
されど…
お菓子作りはだから面白いです。
プラリネのババロアはシンプルで優しい味。
アクセントに上に乗っけたチュイルがざくざく楽しい。
世の中がアレですけれど、こうやって毎月の楽しいレッスンに、変わらず参加できることにしみじみ感謝するいちにちでした。(坂本 知香)