5月のフランス菓子研究所 ヌガー モンテリマール(ちかレポ)

相当長いことお菓子教室に通ってるつもりですが、まだまだ知らないことがあるんです。なんて素敵なことでしょうか。

今日作ったのは、ヌガーモンテリマールというお菓子です。

モンテリマールではフランスじゅうのどこよりも材料にこだわっていて、モンテリマールのヌガーと名乗るには規定があるんだって。

全体量に対し28%以上のアーモンドと2%以上のピスタチオ、25%以上のハチミツを含むこと。

ラベンダーの名産地でもあるため、ラベンダーのはちみつが使われるのも特徴だそうです。

まずは、え?こんなちょっとでいいの?という量の卵白を泡立てます。イタメレなんだけど、超高温の糖分

が2回も入るという危険度。154℃の糖蜜って、怖すぎる。そして、扱ったことのないテクスチャーの生地に怯みます。

さらに大変なのが、カカオバターの混ぜ込み。あまりの負担に、ひろこさんの肩とハンドミキサーが悲鳴をあげました。ハンドミキサーは一台おなくなりに。材料費高すぎるレッスン。

生地温下がって来るともうどうにもなりませんので、遠火で加熱したりもありじゃないでしょうか。ルセットにはいいとは書いてありませんけど。

ナッツも50度保温で混ぜ、それを型に入れます。べったべたでまるで思い通りに行きません。ここが今回一番の忍耐ポイントね。

型には紙かラップをしいておきます。ラップはテープでとめることを強く推奨します。

あとはゆっくり固めて包丁でカットします。ワックスペーパーでキャラメルみたいに包むといいですよ。

試食の時間は、昨晩できたてほやほやの、松本先生のネクストチャレンジの構想を伺いました。そしてわたしは恐ろしいことに気づいた。これからは、近距離の利便性だのみの教室は立ち行かないんですね。これまで普通だとおもっていた考え方が、もはや普通なんかじゃないのです。

そんなことはすでに大勢がおっしゃってますが、具体的に我が身に降りかかると、重さが違うなぁ。

ところでこのヌガー、予想に反して甘さが優しいです。あ、予想してたのはものすごく甘くて、奥歯殴られるくらいかなというものだったので、それに比べるとってことね。蜂蜜もナッツも身体に良いものだから、安心して食べてよし。GW(がまんのウイークby黒ちゃん)の楽しみとして、少しずつ食べることにします。(坂本 知香)

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