お菓子を作る小学生 柏餅編(ちかレポ)

四月も半分過ぎたのに

ひんやりした風がなかなか

去ってくれないなぁ、と

思っていたのですが

今日はぽかぽか陽気です。

はりきって柏餅を作りますよ。

数日前、試作を終えた松本先生が

「もう、ほんとうに大変。」

とおっしゃっていました。

コネコネ系はこどもたちが

大好きな作業ですが

今回はかなり力をいれて

捏ねないとまとまらないそうです。

まして本日が最初のレッスン。

さぁ、どんな大騒ぎが巻き起こるか、

わくわくしながらスタンバイ。

こどもたちも遅刻せずに集まってきます。

「柏餅、知ってる人?」と聞くと

一年生の女の子が首を傾げます。

画像を見せたら、あぁこれね、ってかんじ。

乾燥している柏の葉については

ほぼみんな何だかわからず。

「柏って木の名前だよ。これはその葉っぱを干したもの。」

匂いはするかな?くんくん。

お湯に入れて10分茹でます。

すがすがしいよい香り。

ボウルの中には、三種類の粉が入ってます。

見慣れないものだから、あてずっぽうで。

ヒントは、お餅になるもの。

「小麦粉?」違いまーす。お餅には使わないよ。

「片栗粉?」はい、ひとつ正解。

後は、もち米を粉にした白玉粉と、

うるち米を粉にした上新粉。

「うるち米って言葉を聞いたことなくても

毎日たべてるごはんがそうだよ。」ふむふむ。

いつも豊富な知識で楽しませてくれるT君が

「じゃあさ、タイ米を粉にしたものもあるの?」

どうなんだろう。でもお餅には向かなそうね。

工程はシンプルですけど、なにしろ

相当がんばって捏ねないとなりません。

先生の必殺技「ぬれ布巾包み」が

効果発揮していました。

桜餅の葉っぱは食べるけど

柏餅の葉っぱは食べないよねえ

なんて話をしていたのに

「あっ。先生、コアラがいる。」

おお、果敢に柏をむしゃむしゃする子が。

でもその後でちゃんと

「コアラが食べるのは柏じゃなくてユーカリだよ。」

とつっこまれてましたとさ。

みなさん、おつかれさまでした。

(坂本 知香)

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