フランス菓子研究所 「米とオレンジ」(ちかレポ)
学生の頃、ホームステイした
イギリス人のお宅で
「日本人はお米好きなんでしょ?」と
カレーライスを作っていただきました。
ガラスボウルにインディカ米と
お水を入れてラップしてレンジへ。
加熱が終わったらざるにあけて
水気を切ってレトルトカレーざばぁ。
噛みごたえ満点の細いお米に
これは野菜カテゴリーなのね、と
異国にいることをまざまざと
感じた夜でした。
そんな、インディカ米を使った
ケーキです。しかもパバロアですって。
ましてやオレンジ風味ですって。
もう、わくわくがとまりません。
未知の世界への扉がいま、、、
ショコラのビスキュイに二種類のババロア、
そのうち一種類はさらに米ありと米なしに
わけて作ります。
二人一組、なかなかのカオス。
ペアになった方に
エキュモワールの使い方を
徹底指導する松本先生。
貴重な機会です。
途中、分割の前にクリーム混ぜちゃった私
力業でリカバリー。すみません。
でも食べたらあんまりわかんなかった。
やっぱり驚くべきはお米。
茹でて洗ったら水気を切って
牛乳やバターやお砂糖でことこと。
水分あらかた吸い込んだら
卵黄をとろっと混ぜます。
見たことない風景。
これをババロアに混ぜるのです。
知らずに食べたら
あれ?なんかつぶつぶ?もちもち?
タピオカかなぁなんて思うかも。
そしてこのケーキのポイントは
ペックのカカオパウダーで作った
苦味のくっきりしたビスキュイショコラ。
オレンジとチョコレートって
鉄板ですものね。
おうちで家族と食べたら
ムスメが
「ひさしぶりに、亨ちゃん天才って思うケーキだね」
ですってさ。
松本先生、ご一緒したみなさん、
楽しいレッスンをありがとうございました。
(坂本 知香)