お菓子を作る小学生 型抜きクッキー編(ちかレポ)

運動会シーズンは、レッスンの振り替えが多くなります。

今日は四人だけ。

「えっ、少なくねー?」と小3男子。

調理台ゆったり使ってやれますよ。

今日のクッキーは、バターも砂糖も入りません。

材料確認。小さいボウルに透明と茶色の液体が二層に。

においをかいでも、特にしません。

当てるのはむずかしいかな、とおもったら

油とメープルシロップ、と

正解がするりと。

メープルシロップは、そのままなら香りがするけど、

上の油の層に遮断されるんですね。

よくわかったね、と先生が言うと

道具を置くワゴンの上を指差すみなさん。

はっ。メープルシロップのボトルが。

油断もすきもありません。

そして今回使う薄力粉は、スペルト小麦。

古代種です。

小麦についてここで語ると、

長文すぎて飽きられてしまうと思うので

ささっと短めに。

特徴としては

「味わい深い」

「栄養価が高い」

「収穫に手間がかかるので高価」

などがあります。

バターと格闘しなくてよいクッキーは

生地の仕込みは簡単。

型抜きを存分に楽しんでいただく趣向。

シンプルな丸い型に、先生が竹串で

ちょんちょんと目や口を描くのを

みなさんニコニコして見ています。

しかし、いざ始めるとそれ以前に

三ミリにのす作業に苦戦するみなさん。

型抜きも、生地がちぎれやすいので

「ちょうちょ」などは難関です。

隣の子が苦労してるのを見て

やめとくかな、と思いきや

自分でもやってみるんだって。

チャレンジャーね。

結果、おなかがすこしびりっとなりましたが

指できゅっとくっつけてしまえば

問題なし。

丸やハートにはかわいい顔や

独創的な模様が。

細かい点がうずまいてる丸いやつは

シャワーヘッドかとおもったら

「かたつむりだよ」

失礼しました。。

先生のタイムスケジュールを

だいぶオーバーしつつ

時間内には終わりましたし

なによりみなさんとっても楽しんでいたので

見ているわたしも楽しいレッスンでした。

(坂本 知香)

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