12月のフランス菓子研究所 シュトーレン(ちかレポ)
お菓子教室の12月もこれで13回目となる長老のわたしですが、なんかい作っても楽しいのがクリスマスケーキ。
ビッシュドノエル率が圧倒的に高いのだけど、今年はシュトーレンです。
イースト発酵させた生地が入るのが特徴で、パン屋さんにも並ぶお菓子。
よくあるやつは、水分が少なく、ドライフルーツを漬けたアルコールが効いてるうえに、バターと粉砂糖でコーティングするので日持ちがします。
でもイルプルのシュトーレンはレーズンをラム酒に7時間だけ浸して、フレッシュ感を残したものを使ってるので、美味しい期限は一週間となってます。
発酵を待つ時間があるので作るのにそれなりに時間はかかるけど、やること自体は大したことがありません。その分、バターとローマジパンをていねいに混ぜるなどに気を回せます。工程が多い時は三時間くらい経つと半分気絶してたりするので、こんな日が時々あると楽しい。もちろん、気絶しながら作る楽しさってのもあるけど。
そして、待ち時間が多いので今回は先生が素敵なサンドイッチやスープを用意してくれていました。前もってその情報はもらっていたので、わたしはいちごを仕入れていきました。気分はパーティ。美味しいものがあって、気心知れた仲間がいればしあわせ。
前回のシュトーレンのレッスンからバージョンアップしたのは、型。ボール紙をまるく芯にしてアルミを巻きました。前回は芯がなかったのでちょっとぼよんとしたフォルムになったのだけど、今回はきれいな楕円になりましたよ。楕円の円周の求め方、覚えてはいましたけど、今やなんだってネット検索一発なのね。
それからマジパンを絞らずに手でコロコロひも状に伸ばして巻き込んだのも、前回と違うところです。搾り出し袋や口金を洗わなくてすみました。
忘年会に来ない仲間とは「よいお年を」とご挨拶。この一年も楽しかったです。来年もよろしくおねがいします。
レッスン後は五本分のシュトーレン作りを少しだけお手伝い。笑っちゃうほどの生地量でした。
(坂本 知香)