お菓子を作る小学生 りんごの蒸しパン編(ちかレポ)
キッズファクトリーの10月は
りんごの皮むきをする月です。
何年も来てるお子さんは
「とうとう来たか」
という顔でスタジオ入り。
ひそかにアシスタントのわたしも
気構える朝です。
津軽から来た真っ赤なりんご。
美味しいものは美しいですね。
まずは包丁の取り扱い。
置く場所、安全に持ち運ぶ方法、
手やスポンジを切らない洗い方。
折りにふれ何回も指導されるので
怪我をする子はいません。
次はりんごの切り方。
力を入れるのではなく
包丁を小刻みに揺らします。
皮をむくときは、りんごの持ち方と
包丁を持ってない方の手の
親指の位置がポイントです。
りんごの皮むきをするのが
はじめてというお子さんも
先生の声かけに合わせて
無事にむき終わりました。
なんでも最初に出来た時って
嬉しいですよね。
何年もやってるお子さんも
皮をむき終わったところで
「はぁ〜。」と大きくため息。
次はりんごをいちょう切りにします。
「いちょうって知ってるかな?
こんな形の葉っぱあるよね。」と先生。
みんなうなづいてたから知ってますね。
ときどき、先生の発した単語が
お子さんに通じないことがあります。
これはわたしの職場(塾)でもたまに起きます。
教材にイラストで出てくる日用品が
時代を経てもはや日常から消えていて
意味をなさないのです。
たとえば、「やかん」。
瞬間的にお湯の沸く電気ポットを
使うおうちが増えたのでしょうね。
さて、切ったりんごは砂糖とレモン汁で
少し煮てから冷まします。
そのあいだに蒸しパン生地を作り
りんごを混ぜて型に流し
セイロに入れて蒸します。
もうすぐキッズクラスを卒業する高学年さんが
年下のお子さんに手取り足取り
教えているシーンが素敵。
見ていると松本先生のセリフそっくりに
指導していたりして。
この教室の大事な伝統だなあと思います。
ふんわり色白で
りんごの良い香りのする
美味しい蒸しパン。
ハロウィンの可愛い
ラッピング用紙で包んで
持ち帰りです。