4月15日おやつファクトリー「アーモンドテュイル」|子供お菓子教室

4月15日午後は中学生・高校生のお菓子教室「おやつファクトリー」のレッスンです。今月作っているのはアーモンドテュイル。

クッキーの生地自体はとーーっても簡単で、おやつの子たちはもうきれいにさっさと作っちゃいます。きれいに整理整頓しながら、道具を片付けながら慣れた子なら5分もかからないくらい。

 

時間がかかるのはこのあと。

クッキングシートに同じくらいの分量で18個に生地を分け、アーモンドスライスがなるべく重ならないように広げます。


こっちが多いかな。ここが少なかったな。17枚になっちゃった。そんな感じで丁寧に作っていました。
そしてこのあとが楽しい。焼きあがった生地を熱いうちにトヨ型いれ、瓦のようなカーブを作ります。
18枚いっぺんに焼くと追いつかないので、9枚ずつ。焼きあがったのをトヨ型にいれてさめたら外してとやって、9枚終わったら次を焼き…。慌ただしいです。

でもこういう作業はあまりないから「たのしい!」「なんか他のことにも流用できそう」って。

お片付けもテキパキです。

4月はすごくさわやかな感じ。進学したり進級したり新しい環境が子どもたちをぐんと成長させるんだなぁと思いました。

今回すごく印象に残った出来事がありました。おやつはお茶を自分たちで淹れて用意します。今月からおやつに上がったさきちゃん@4年生が紅茶の缶を開けようとした時のこと。

私は偶然そのシーンの動画を撮っていました。

きちゃんが「開かない」「固い。開かない」と言ってるのですが、高校生たちは笑ってみていました。何度かやってどうしても開かないというところで、高校生が開けて「開くじゃん!」って。また大笑い。
 
そしてまた蓋をしてさきちゃんに渡してました。今度はさきちゃん開けることができました。
 
平和ななごやかな時間でしたが、これって実はすごい大切なことを自然にやっているのです。

キッズファクトリー(小学生・中学生のお菓子教室)では手を出しません。出来るまでやらせます。子供に「自分で出来る」ということを知ってほしいからです。どうしてもダメだという時に初めて手を貸すようにしています。このことをわたしは大切にしているのですが、さきちゃんと高校生のやり取りを見ながら、小さな頃から通っているこの子達がそれを身に着けていることに気が付き、感動しました。とても嬉しかったです。

 

おとなは失敗する前に手を出してしまうのです。できないと困っているのをみるとかわいそうと思ってしまうのです。

でも、そうではありません。子どもたちは本当にいろんなことが出来るのです。うまくできない時間がかかるという理由で子供たちの自分でできたという喜びの経験を取り上げない社会であってほしいと思ってます。

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