We will Rock you〜WeになるのかRockされる側になるのか│第6回トークセッション

​タイトルをホワイトボードに書いていると、飯島さんが「それ、We will Rock youっていう意味なんですよ。」と。

「We will Rock you」とは映画「ボヘミアン・ラプソディ」で話題沸騰中のQueenの楽曲。わたしは超Queenファンなので早速サブタイトルとしてホワイトボードに書き加えました。
 
「愛ある仕事は、未来への冒険へとつながる〜We will Rock you」

今回のレポートはとてもむずかしいものです。
わたしの伝聞でなにかが伝わるとしたらそれはわたしのフィルタがかかっているわけで実体ではない。じゃあどうしたら??でも考え過ぎはだめなんだ。
無限ループに陥るのでとりあえず思ったことを書きます。
今、ダライ・ラマ法王が来日中です。昨晩法話の動画を見ていたのですが、トークセッションの内容といくつものことが重なり腑に落ちていきました。
世界中の宗教が説いていることは同じで「一切有情が幸せになるためにはどうあるべきか」ということ。このトークセッションは宗教ではありませんが同じベースに立っているのだということを、6回目でようやく理解しました。ダライ・ラマ法王が常々おっしゃっている「宗教で広めようとするより学問・教育の方が手っ取り早い」というやつに近いのではと思います。
わたしたちが幸せになるために大切なことは、ひとりひとりが愛と慈悲の心を高めていくこと。
そうは言ってもなかなか嫌いな人とは関わりたくないし、ムカつくことを言われたら許すなんて到底考えられずどう言いかえしてやろうかと考えたりしちゃうのが人間です。その時、自分と丁寧に向き合うことで、コントロールできない感情を少しでも愛や慈悲に昇華できるといいなと思いました。
なんでそんなことをした方がいいのかっていうと、他利は必ず自分に返ってくるから。それが自分自身を幸せにすることにほかならない道だからです。
今回のトークセッションでとてもおもしろかった試みをご紹介します。
会場の皆さんに「マスター」と「質問者」になってもらって問答をしました。
質問者はマスターに問いかけをします。
「世界中の子どもが幸せになるには?」
「野良猫をなくすには?」などの問いがありました。
マスターは必ずその質問に答えます。
わからない時は「オンアラバチャディディディディディ」と唱えます。なんか出てきます。
マスターから答えをもらった質問者はまず、「はい、わかりました」と受け取ります。
そして1回だけ質問ができます。
「そうはいうけど、それってどうなの?」と。
それに対してマスターはまた答えます。
質問者は「ありがとうございました。」と答え、終わります。
マスターは答えを持っているわけではないので、(うーんうーん)と考えてしまいます。その時、亭田さんが何度も「最初から答えようとしないで、ひとまずなにか話してみてください」と言ってました。
皆さんの問答を繰り返し聞いていて、わたしは(あー、これってそういうことか!)と気が付きました。
1)必ず「はい、わかりました」と受け取ること。
これは心理的な安全性の確保にほかなりません。何と答えても良いという絶対的な安心感です。
「何を言ってもいいんだよなんて環境は本当にない。」というのは、今の自分の活動の中で多くの人から言われることです。
2)1回だけの質問。
目上の人に教えてもらっても納得出来ない時ってありますよね。その時、無理に納得しようと自分の気持ちを抑えずに言っていいんだという開放感。これもたまりません。
「言われたことをやる」と教育され続けている日本人の抑圧ってここなんじゃないかなー。
3)マスターの答え。
正解なんかなにもないんだから何言っても良いという自由さ、適当さ、ユーモア。「オンアラバチャディディディディディ」って意味はないんですって。
適当にしゃべっているうちに案外核心的なことが言えたりすることってありますよね。

これが愛。これを磨いていこう。
これを実践していく上で、わたしが一番大事だと思うのはやはり「安心感」です。日常のあらゆる会話が安心と信頼の上に交わされたら、なにかを言ったり、したいことをすることは苦ではなくなり、子どものときのようにどんどん冒険したくなるんじゃないかな。
そしたらまさに、”愛ある仕事は未来への冒険へ”とつながっていっちゃいます。
これはわたしたちが幸せになるための大きなヒント。
どんどん冒険して、色んな人に”出くわして”(これも今回のキーワードでした)いこう〜。Rockされる側ではなく、Rockする側でいよう。
トークセッションを終えてすっごく元気になりました。あ、もともと元気です。
今回はしーさんが仕事の都合で急遽参加できなくなってしまい、とても残念でしたが、幽体離脱してダッフィーに入って場を盛り上げてくれました。

ご来場の皆様、すばらしいひとときをご一緒できて嬉しかったです。またお会いしましょう。ありがとうございました。


しーさん、次回はご一緒に。

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