​ブラウンズフィールドと「響き」の旅の終わり

千葉県いすみ市にあるブラウンズフィールドは、マクロビオティックの第一人者である中島デコさんが主宰するオーガニック農園。とても有名な場所なのでご存知の方も多いのではないかと思いますが私は今回始めて訪問しました。

友人である映像作家亭田歩さんが8年に渡り取り組んできたプロジェクト「響き〜RHYTHM OF DNA」の撮影がこの日こちらでクランクアップということで、友人たちと見届けに行ってきたのです。

「響き」最終章は縄文。

訪れた11月4日は気持ちの良い秋晴れの陽気でした。晴れ渡る広い空と長閑な田園風景。深く深呼吸するほどに気持ちが良い。八ヶ岳に居る時みたい。

この日はブラウンズフィールドの収穫祭。収穫祭のことはよく分からず、昼頃と聞いていたクランクアップを見届けたら、そのあとは温泉でも探そうかなーなんて軽い気持ちだったのですが、撮影は収穫祭が終わる夕方まで続いたので、終日、縦横無尽に動き回る亭田さんを(こんな風に世界中を撮影していたんだなぁ。)と感慨深く眺めつつ、ついたお餅をからみ餅にする手伝いをしたり、おいしいマクロビのスイーツを食べたり、子猫のかわいらしさに悶絶しそうになったり、盆踊りを踊ったり。

納豆作りキットを発見。あ、大豆も入ってる、あ、黒い豆だ。もしやこれは…。聞いてみるとやはり黒千石(大豆の種類)でした。黒千石ブームの私、これは買うしかないわ。納豆作ったことないけどやってみます。

ここでは使った食器を古布で拭き取りアクリルたわしで擦り最低限の水すすいでタオルで拭き上げていました。普段、教室でも古布で拭き取り洗っていますが、洗剤や水の使い方はもっと工夫できるなぁ。


△水を大切に

あちこちで声をかけて頂いたり、いろんな方をご紹介頂いたりしながら、暗くなるまでのーーんびり。

△「ブラウンズフィールド」オーナーの中島デコさんと。

△いいなぁと憧れていた金沢区のアサバアートスクエアの浅葉和子さんとお会いできて感激。

太陽が光り輝き、動物がいて、子どもたちが走り回り、秋の収穫物があって、大人もみんないい笑顔で。美しいその光景を眺めていたときに八ヶ岳の井戸尻遺跡の風景が蘇りました。古の縄文の人々の収穫の時期はきっとこんなだったに違いない。

△ひかりの輪に囲まれる神々しいヤギ

縄文って今もあるんだ。はっきり確信しました。

そうでした、今回は第12章「縄文」の撮影だったのです。まさに。

ミサリングファクトリーのブログでも何回か「響き」のことを紹介したことがあります。2012年にスタートしたこの旅は、アボリジニ、ケルト、クリンキット、ホピ、台湾、古代ハワイ、アイヌ、マヤ、ケニア、サーミ、チベットと世界中の先住民族、原住民族をたったひとりで(チベット以外はノーアポで!)、スポンサーもなく訪ね歩くものでした。毎回の旅では信じられないようなミラクルがたくさん起こるのでびっくりしたり笑ったりしながら、響きを通じて人類の普遍なる叡智や神の導きは本当にあるということを知りました。自分の中にもそのDNAがあると思うと楽しいし、こんな先行きの不安を感じる世の中でも、なんとかなるでしょと明るく生きられるのです。

これで撮影は終了。

△ほんとにほんとにすごい偉業を成し遂げました。

今後、編集に入り、2020年から全世界で公開予定のこの映画がどのようなものになるのか。そしてそこから何が始まるのか。楽しみは続きます。

亭田さんとは2008年にミサリングファクトリーのプロモーションビデオ「お菓子を作る子どもたち」を撮ってくださってから随分長いお付き合いになりました。ミサリングファクトリー10周年祭には撮影の合間にわざわざ足を運んでくれたり、トークセッションを主催した時にミサリングファクトリーの生徒さんも多く話を聞いてくれました。


△大尊敬する本当に大好きな友人です。

2019年12月15日京都、2020年2月8日東京、響き総集編・報告最終講演会があります。わたしは東京に行きます。ぜひご一緒しましょう。興味のある方、松本までお声がけください。

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