9月22日キッズファクトリー「鬼まんじゅう」
「お菓子なんか習いに行くくらいなら塾で勉強してほしい。」
そんな親御さんの声があるとかないとか。特に、偏差値の高い学校に入り一流企業に就職することを目標に費用対効果を考えるとまったく無駄に見えるかもしれませんが、ほんとは人って幸せになるために生きる動物です。
自分の好きなものを見つけられたら、それを思いっきりやらせてあげたら、その子の幸福度はあがります。
「好きなものがお菓子作り」の子がうちに来ていて、その”好きなもの”を他人と共有し、いろんな体験をしたり考えたりする時間、それがミサリングファクトリーです。
お菓子を作るのが楽しいというのもあるけれども、ここにくるとひとりの人格として認められ自分が尊重されているということを子どもたちが感じて、「またあそこへ行きたい」って思ってくれるようにと願って運営してます。
包丁を使うのも、基本のルールは教え、あとはどうやったら切りやすいか自分で考えてみようと言います。
「この方がぐらぐらしないから切りやすいかな?」考えることが大事。うまくいかなかったら別の方法を試してみます。
「上手にできたね。」そんな声がけで子どもは自信をつけていきます。
人がやっているのを見ることは、自分だけでやる以上の経験値を得ることができます。
この積み重ねで、数年通っている子は自信をもって美しく作業をすることが身についていきます。
1cmの角切りってとても難しいのだけどできちゃいます。これ小学生4年生作。
まな板の上をきれいに使うこともがんばってます。整理整頓は理屈ではなく気持ち良いのです。
「300gを6個に分けるとひとつ何グラム?」
「割り算習ってなーい」と2年生。割り算ってこういう時必要なんだなと言うことが頭にインプットされていきます。
最後まできれいにがお約束。古布で拭き取ってから洗い物です。水も古布も洗剤も大事に使います。
勉強が好きな子は塾もいいでしょう。お菓子作りが好きという子はお菓子教室が良いのです。生活に結びつく学びが無数にあるのだから。