2月のフランス菓子研究所 ジャンドゥーヤのパウンドケーキ(ちかレポ)
パウンドです。
混ぜるだけです。
簡単です。
ですが、混ぜ方にそりゃもう細やかな指示があるのがイルプル流。
粉砂糖は5回に分けて都度70回、木ベラで平行だ円に混ぜる。とかね。
粉は80パーセントの混ぜ具合で次を入れる。とかね。
多分わたしには、70回のところをはしょって50回にして作ったケーキと、ちゃんと回数守ったケーキとの識別はつかないと思うけど、大師匠の弓田先生にはわかるんだって。怖いですね。
次々入る材料が高級すぎて、型に流す直前になんだか心臓どきどきしてきました。そんな目に遭うお菓子作り、そうそうあるもんじゃないよ。
メレンゲが別立てで入る、どちらかというとふんわり目な生地です。低温で長時間焼くので、水分が抜けて軽やか、、になるところを、チョコレートがどっしりしてるので、そうは問屋が卸しません。
オーブンに入れるまではさっさと終わるけど、そこから焼いて冷ますのが長い。あんまり長いんで、お茶をゆっくり飲みながら、来年度のメニューをみんなであーだこーだいいながら選びます。少しでも早く冷やすため、とうとうサロンも通り越して、ドアの外に放置されるケーキたち。先生ったら、手すりのとこに置くんですもの。落ちたらどうするんでしょうか。
やっぱり、せっかくのレッスンですから難易度高いのにもトライしたい。でもそればっかりだと主に先生が大変すぎるので、緩急取り混ぜて。ヘヴィすぎるのにふせんをぺたっと貼ると、「うわー。息が止まりそう。」わりと工程少なく素材もそんなに特別じゃないものを選ぶと、「なんか、ほっとするー。」そんな先生の反応も楽しみつつ、とりあえずやりたいものにはみんなふせんを貼りましょう、なわたしたち。カオリちゃんが貼ってるの、チョコレートだらけですけど。有力候補のビッシュ、生地が鮮やかな緑なので、もしやとおもったらやはりピスターシュでした。へ、へいきだもん。(ちょっと苦手)
ある程度冷めたケーキをさらに冷蔵庫でしめて、ガナッシュをとろとろかけます。コーティングチョコとちがって、パレットで修正できるのが嬉しい。もちろん、しないに越したことはないけど。
やっぱりチョコは温度管理がとても難しいです。ナーバスなんだから、もう。
ショートケーキは18センチホールが四人分にしかならないわたしですが、これは1/8カットでとってもとっても満足なケーキでした。ヘーゼルナッツ最強ね。
バレンタインにこれもらったら、本気度がやばいですよ。わたしは誰にあげようかな。どきどき。