プチクラスもアイスクリームを作ります。

牛乳、卵黄、砂糖というとってもシンプルな材料なのにちゃんとおいしいのは、「温度を測って加熱し冷却する」という工程。お菓子作りって、同じ材料で作っても味わいが変わるところがおもしろいものだと思います。

それなりに作ればそれなりの味。丁寧に作れば丁寧な味、なのです。

どちらが良いとか悪いとかじゃなくて、たとえば煮物。早くやわらかく煮たいと思えば圧力鍋が便利。しっかり素材の味を引き出したいと思ったらやはり時間をかけて煮たほうがおいしいです。でも時間ないときは早くできることが優先されるもの。味わいの足りなさはなんか足せばいいんだし。臨機応変がいいですね。

教室ではせっかくのレッスンだから「時短」ではなく「ていねいに」を優先してます。

こどもたちがお母さんのために作ったパフェ。幸せのパフェですね。

今回のアイスクリームは、ちゃんと温度計をゆっくり80度まで加熱し、ゆっくり20度まで冷却します。ゆとりが大事ね。

そんなのを未就学児の間に経験するということはどういうことでしょうか。この時期に体験したことはその子のデフォルトになるわけですから、まずは本物を身につけてくれるといいなと思って指導しています。