”習いごと”という文化と価値
子どもも大人も同じ土壌でのコンテストは面白いと思う反面、(コンテストとか、みんな参加してくれるのかなぁ?)と不安もありつつの始めてみたのだけれども、今回で早3回。ありがたいことにエントリー(参加者)もギャラリー(審査員)も毎回たくさんの人が参加してくれて、なんか良い感じのカタチになってきました。
中学生が提案した「醤油」というお題がひどくおもしろかったり、毎回優勝は中学生だったり。子どもの真剣さが大人を揺さぶる様子は痛快ですらあります。
大人だって負けてられないもんね。
ミサリングファクトリーはコミュニティなのです。ただ、月に1回レッスンに来て終わりではもったいない。せっかくたくさんの人がいるんだから、こんな風にもっといろんなものが生まれたり、楽しい時間がたくさんできたらいいなぁと思っているのです。忙しい日々だとは思いますが、大人の生徒さんも親御さんも参加してくれたら嬉しいです。関わる人が多ければ多いほどもっともっと素敵なことになると思うからです。
それは特に子どもたちのためにという思いがあります。
うちに来ている子たちは本当にみんなすばらしく良い子ばかりで、おやつファクトリー(中学生高校生のお菓子教室)の子たちとはレッスンのあと、いろいろ話しをするのだけれど、いろんなことをちゃんと考えているし、わたしが話すことを真剣に受け止めて一生懸命自分の言葉で話してくれる。
これが、私個人対生徒個人ではなく、みんなで関わりあえれば、子どもにとってはもっと豊かな経験になるし、私達大人にとっても新鮮な経験になるわけです。
お菓子コンテストの時に審査員の皆さんとも話してたんだけど、この国はもっと文化を大切にしていかないといけない。
学習塾に通う子どもが増えているのは、公立の学校が頼りなくて、低学年からみんなが塾に行き始めて。親もなんか不安だから子どもを行かせる。子どもは塾なんか行きたくなくて、でも仕方ないから行って、やる気はないからあまり効果なし。(塾、やだなぁ)(勉強嫌いだなぁ)なんて思っている。そして忙しくて友達と遊ぶ時間がないなんて。
好きなことなら頑張れるし楽しい。やらされていることは楽しくない。それは大人も子どもも同じ。
勉強がわかる。楽しい。がんばろう。ってなるには、本人の意欲が大事なわけで、その意欲を掻き立てることのひとつが、好きなことを存分にやらせてあげることなんだと思うんです。
それが親からみたらまったく無駄なことに見えても。
無駄なことこそ「文化」。
文化こそが人を成長させ国を豊かにするもの。
ではないでしょうか。
ピアノが好きならピアノ。サッカーがやりたかったらサッカー。そして料理がしたかったら料理教室。一生懸命子どもと向き合っている先生はたくさんいます。
ミサリングファクトリーで育った子たちが大人になっても関わってくれたり、ニコニコ笑顔で「ミサリングファクトリー通ってよかった」って言ってくれるのはなぜか。
これからますます、子どもの習いごとは重要な時代になると考えています。小さな個人の教室だからこそ、ひとりひとりと向き合い、良い時間を作れるってのがあるのです。
わたしとしても今まで以上にミサリングファクトリーが、お菓子作りが好き、お料理が好きという子どもたちのために良き場になれるよう、大人の生徒さん、お母さんお父さんたちと一緒にミサリングファクトリーがどうあるべきかを考えています。
引き続き、ご支援の程よろしくお願いいたします。
会員向けアンケートもやってます。会員の皆様どうぞよろしくお願いします。
お菓子コンテストの出品の数々。本当にクオリティが高くてすごかったです。来年もまた新しいチャレンジャーが生まれますように。>お菓子コンテストのレポートは「第3回お菓子コンテスト テーマ「お醤油」無事終了しました。(ちかレポ)」をどうぞ
▲身内ではない大人に褒めてもらえる経験は子どもにとって大きな価値があります。
【ミサリングファクトリーの評価のお願い】
ミサリングファクトリーをいいね!と思ってくださる皆さん、ミサリングファクトリーの活動を多くの方に知っていただけるよう グーグルでミサリングファクトリーの評価をしていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします〜。