第3回お菓子コンテスト テーマ「お醤油」無事終了しました。(ちかレポ)

え。お醤油ですか。

みたらし団子・・・じゃあ短絡的すぎるよね。

さてどうしましょう。

そんな思案から始まった今年のコンテスト。

去年も一昨年も3位止まりのわたし

なんとかもっといい色のメダルが欲しい。

そんな折、大阪に遊びに行った夫が

みたらしタレが団子の中に包まれている

お土産を買ってきました。

ぷにゅっと柔らかいお団子から

とろり流れ出る香ばしいタレ。

真似して試作してみたんだけど

どう頑張っても6センチ以下にできないし

何しろムスメと二人がかりでないと無理。

茹でたてがおいしいっていうのも

コンテスト向きではありません。

いろいろ調べていたら

オレンジとお醤油の相性がいい、と

いうのを発見しました。

そこで、オレンジベースのシフォンに

お醤油とカラメルソースを混ぜた生地で

マーブルにすることに。

焼き上がりはとてもいいお醤油の香り。

味わいが足りなかったので

醤油カラメルをトッピング。

家族の評判も良かったので一安心。

この時点ではまあまあ自信あったんです。

ところが、他の皆さん秀作揃い。

Nちゃん作 柿と醤油のプリン。

自宅のお庭の柿をコンポートにしたんだって。

未体験の美味しさ。

クリーミーさの向こうにわずかな渋みと

お醤油の香り。

MAちゃん作 醤油麹の米粉ケーキ。

もっちりした生地には歯触りの良いクルミと

しっとりあんこ、醤油麹の発酵した香りがたまりません。

これも今まで食べたことのない味。

グルテンフリー&ビーガン対応っていうのも今時。

MIちゃん作 醤油のクッキー3種類。

香ばしいクッキーにみたらしタレを乗せます。

味のバランスも食感も文句なし。

うっすらとクッキーの表面にタレのためのくぼみが。

Mさん作 醤油豆の小さなカップケーキ 。

小さな黒大豆を炒ってお醤油ベースに浸けたものが

バターケーキの中に入っていて

噛み締めるたびに旨味がじわじわ来るケーキ。

クリームチーズフロストが合います。

Hさん作 醤油のロールケーキ。

きめこまかいスポンジ、ちょうど良い硬さのクリーム、

醤油のジュレ。バランスといい姿といい完璧。

お醤油発祥の地、和歌山のお醤油を使用。

総勢9名の審査員の方が、点差をつけるのに苦労するほど

どれもみんな美味しいお菓子でした。

皆さん、時間をかけて慎重に審査してくれて

一人ひとりに丁寧なコメントまで書いてくれました。

ありがたいですね。

結果、優勝はクッキー、2位はカップケーキ 、3位は醤油麹のケーキでした。

皆さん、おめでとうございます。

いやー、めっちゃ悔しいです。

そして今回、なんとご参加の方の中に

特別賞を自前でご用意してきてくれた方が。

本当にありがとうございます。

そのほとんどをNちゃんが獲りました。

Nちゃん、去年は思うように作れなかったし

プレゼンもあがっちゃってものすごく落ち込んでいたのです。

今年はそれを吹っ切るかのような

クオリティの高さと演出の素晴らしさ。

スタジオでの仕上げも、早くから来てやっていました。

努力が評価されて、本当に良かったね。

遠路はるばるお越しくださった審査員の皆様

ありがとうございました。

貴重なチャンスをくださる松本先生にも感謝しています。

下北沢「うず」で仕入れた珈琲を

せっせとネルでおとしてくれた夫、お疲れ様でした。

そしてご一緒したミサリングファクトリーの皆さん

とっても楽しくて美味しかったです。ありがとうね。

みんなレシピちょうだい。

(坂本 知香)

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