暑さで卵黄が小さいことと、材料費の原価計算│お菓子教室運営
今日から10月というのにまったくびっくりするほど暑い横浜です。
明日からレッスンが始まるので今日は朝から計量と仕込み。今月のフランス菓子研究所で作る「ラ・フュージョン」というお菓子は大量に卵黄を使います。
▲おいしそうです〜。明日からが楽しみ。
ミサリングファクトリーで使っているのは生活クラブの卵。生活クラブの卵は卵黄がやや小さめ、だいたい1個あたり18gでコスト計算しているのですが、今日計量したら、もうもうもうすごーく小さくてびっくり。
去年もそうでした。夏場は鶏さんもバテるので卵黄が小さくなるのです。もちろんお値段は一緒です。市販の卵は規格から跳ねるのでしょうが、生活クラブはサスティナブル(地球環境を保全しつつ持続が可能)を目指していますから、夏場、卵黄が小さいことも私達は受け入れるのです。自家消費なら全然問題ないんですけど、仕事で使うとなるとコストアップになるのでなかなか大変。
ケーキ屋さんでは「液卵」と呼ばれるパックに入った卵を使うところもあります。便利だしロスがない、衛生的に良い、コストパフォマンスが良いということで採用しているところも多いのですが、割った卵に比べたらやはり味は落ちます。(興味のある人は”液卵”で検索してみてね。)
効率優先を良しとしているとこういうものばかりの社会になってしまうのですよね。それはサスティナブルじゃないように思うので、わたしは生活クラブの卵を使います。
事業をやっていると、効率とポリシーのせめぎあいみたいなことがあります。今日から消費税率が改定になりました。この機会に値上げをするところ、取引条件を見直すところもあるでしょう。コスト意識もしっかり考えないとですね。
なーんて話もするイベントを開催します。
「失敗しないガトーショコラ」マスター講座&原価計算の本音トーク
カフェラボは私がジョインしているカフェ開業支援プロジェクト。
原価計算やお店で製造して販売することなど、横浜・白楽の超人気店「珈琲文明」の赤澤氏と本音トークをやります。
将来お店をやりたい方、教室をやりたい方、ぜひご参加ください。
ではでは、計算して買ってきた卵が足りないのでまた買いに行ってきます〜。鶏さんたちがんばってくれー。