5月26日キッズファクトリー「バナナシフォンケーキ」
とっても気持ちのよいお天気の本日。運動会の学校も多いようですがまさに運動会日和ですね。
そのせいか今日は振替が多く、お菓子教室は3名開催でした。
今月はシフォンケーキを作っています。子どもたちにとっては難しいお菓子。それと工程が多いので時間がかかります。
まず粉ふるい。力が弱い低学年さんはとんとんとやってもなかなか粉が落ちないので、びっくりするくらい粉ふるいに時間がかかります。でもやってもらいます。
卵を卵黄と卵白に分けます。これがまた難関で時間がかかります。
まずは卵黄の泡立て。材料を順番に加えて混ぜていきます。
目分量で1/4とか、難しい。でもがんばります。
使い終わった道具はさっと拭いてから片付けます。いつもやっているので身についてます。すばらしい。
生地を量ってふたつの型に流し込む。これも難しい。
最後はずいぶん時間が遅くなってしまったので、手伝いました。
洗い物とお掃除、片付けです。何回も繰り返しやることで理解し動けるようになっていきます。それまでは少し時間がかかりますが、長い目で見ています。
今日は卵を割る場面でSくんが失敗して調理台に卵がべしゃっと広がってしまいました。
教室では生活クラブの卵を使っているのですが「この卵は殻が硬いから思いっきりぶつけるといいよ」説明していたので、思いっきりぶつけたのだと思います。力加減なんて最初からわかるわけがない。(これくらいやるとこの卵は潰れる)ということを知るのが経験値です。他の卵だとまた違うということもどこかで知るでしょう。それが大事です。
「そういうこともあるよ。大丈夫よ。」と声を掛けるとSくんの顔がぱっと明るくなったので、(あ)と思いました。子供は失敗してしまうとがっかりしてるし怒られると思っているのです。こちらは気にしていないのでどうということはないのですが、あえて声をかけてあげるって大事なんだなぁと思いました。
以前、調理台の下まで卵をこぼした生徒さんに「お掃除してね」と言うと、泣き出したことがありました。失敗してしまった時は自分で片付けさせるのですが、あの時も黙々と言わず、こぼれてしまって悲しい気持ちになっていることに「そういうこともあるよ。大丈夫。」とひと声かけてあげればよかったなと思い出しました。もう何年も前のことです。
子どもたちが長く通っているのは、お菓子作りの楽しさにプラスして、いろいろがんばって出来るようになっていく達成感が楽しいのではないかと思います。わたしとしては、できたことをよく見て褒めてあげること、出来なかった気持ちに寄り添うことを大切にしたいと思います。