4月27日キッズファクトリー「バナナシフォンケーキ」│子供お菓子教室
高学年の子たちが卒業してがらりとメンバーが変わった第4日曜日クラス。1〜3年生、しかも入会したての子ばかりです。これ大変だー大変だーとシフォンケーキのレッスン。
今日は7名のレッスン。昨日は3名で2時間かかってしまったので、今日は少し作業してもらうところを減らしました。同じレッスンでも参加するメンバーのスキルや経験値で指導内容を変えています。多様な子どもたちをマニュアル的に指導することはありません。
今回は卵割り。卵黄と卵白に分ける。これだけでも結構な時間がかかります。子どもたちは緊張気味。ゆっくり時間をかけてやってもらいます。(高学年以上なら5分もかかりません。)
ハンドミキサーでの泡立て。これめちゃ重いですよ。大人でも3分回せといったら疲れますが、小さな子でもがんばってやるのでえらいなぁといつも思います。
使った道具のお掃除。よく見て真似して、そして上手になっていきます。
みんな真剣な顔してますね。適度な緊張感の元お菓子作りをしながら、きれいに作ること整理整頓することを身に着けていきます。積み重ね積み重ね。
試食のときはなごやかに。じゃんけんでいただきますとごちそうさまの係を決めているところ。
小学1年生が初めて作ってもこの出来。これが指導の技術です。
今日は4年生になるJちゃんが、ゴムベラで生地を最後まできれいにすくい取るところで「うまくできない」と嘆いていたのでいつものように「こうやってね〜」と指導すると「知ってる!」とJちゃんキレ気味。「知ってるっていってもうまくいかないんだったら何度も練習しないと」「こういうふうにゴムベラをあてて…」「知ってる!!そうやってるのに!」
つまりJちゃんは、ボウルに合わせて角が丸いほうをちゃんと使っているということを言っていたようでした。ゴムベラの持ち方は正しくても、ボウルのサイズも形も様々、どこにあてるかによってもゴムベラの角度をいろいろ変えなくてはきれいに取ることはできません。
あとで、「ちょっと喧嘩みたいになっちゃった」とアシスタントのみずきちゃん(高校2年生)に言うと、「ああ、あの時」と笑っていました。
みずきちゃん「わかります。」と。
自分も経験があって、ゴムベラが上手に使えなくて、できない自分にイライラするのだと教えてくれました。みずきちゃんは何度もやっているうちに、結構力を入れてぐっとあてるのだということがわかった。でも最初はわからなかった。と教えてくれました。
できるようになってしまえばなんということもない作業なのですが、できないうちはできない。ゴムベラ使いはほんとうに難しい。でもこれが技術なのです。何度もやって習得していくしかないのです。
小学1年生から通うJちゃんはいろんなことができるようになってきました。ゴムベラがうまくいかないことにイライラするのは次のステップなんだな。がんばれJちゃん。