12月11日午前おやつファクトリー「シュトーレン」

「シュトーレン知ってる?」毎回、作るお菓子を知っているか聞きます。小学生は「知らない」と言っていました。中高校生はさすがに知っています。おうちの人が好きで買うことがあれば知っていますがそうでなければ知らなくて当たり前ですよね。

大人だと当たり前に知っているメジャーなお菓子でも子どもは知らないことがあるので、最初に現物があれば現物を、なければ写真で「こういうやつ」と見せます。最終的にどんな形になるのかを知ってると作業もしやすいでしょう。なんでもそうですが、言われたままやるのではなく、自分の中にイメージを作って行う方がいいですね。

今回作るシュトーレンは固めの生地にバターを混ぜ込んでいくので結構力がいります。力の弱い小学生にはちょっと大変。踏み台を使って少し高い位置から体重をかけて生地をこねます。最初は難しいかもしれませんが、何度かパンを作っていると身体の使い方が分かってくるので、小さな子でもこねられるようになります。小さくても上手な子がいるので力だけでないんだなと思います。

最初のこねが大変ですがあとはあまり難しい作業はありません。めん棒で広げていくので、めん棒の使い方を練習しました。今回の生地は厚みが凸凹でも形がきれいでなくてもそんなに影響はありませんが、製菓ではよく出てくる技術なので基本を意識して作業してもらいました。

発酵の間に厚紙で型を手作り。「ないものは作ればいい」というのを知っていると今後なにかのときに役立つでしょう。

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