11月16日キッズファクトリー「米粉のチョコロールケーキ」

キッズファクトリーのレシピは毎月オリジナルで考えるのだけど、「原則加工品は使わず素材から作る、小さな子供でも自力でできる、しかも1時間半内」というベースの制約上に、普段触れない素材を登場させたいとか今月はりんごを剥きたいとかいろいろ盛り込むのです。

今月は「チョコロールケーキ」。スポンジはココアで作り中のクリームを豆乳クリームにしようと思ったのだけど、試作してみたら(これ絶対チョコレートケーキじゃないってクレームになるな。笑)ってお味。チョコレートクリームまで作らせるとなるとそれは時間的に無理なので、今回チョコレートクリームはデモを見せて出来上がったのを配りました。その代わり、スポンジにチョコレートクリームをパレットナイフで広げてロールケーキをくるくるっと巻いて仕上げる工程はひとりずつできます。これが楽しいもんね。

まずはスポンジケーキ作り。

卵を割って卵黄と卵白に分けます。卵を割るのは慣れるまでは緊張します。よく見ているとヒビを入れたところが親指の腹でぎゅっと押して殻を割ろうとする子が多い。「ヒビに親指の先だけ差し込んでぱかっと開く」大人には当たり前(じゃないかもしれない)だけど気がつく前ってこんな感じ。

それでもちゃんと割れます。

卵白を泡立てます。2番で1分、3番で1分30秒、さらに30秒。全部で何分?

考える子、すぐに答えられる子。いろいろ。

タイマーの使い方も覚えます。

​立てたメレンゲをひっくり返してみせるとみんなが「わぁ」とびっくりした顔をするけど、「みんなもやってみて」と言っても誰もやらない。自分たちで作っている時はそんな余裕なく忘れているのでしょう。わたしも忘れる。

メレンゲに卵黄、粉を入れて混ぜます。少しずつ丁寧に。クレヨンや色鉛筆で色を塗る時と一緒。最初のどばっと塗らないで、薄塗りを何度もしたほうがきれいに仕上がるよねというと納得する子どもたち。だがしかし。

​粉の入れ方。容れ物を手前に向ける。トントンと叩いて入れたい量をコントロールする。

​さくさくっとデモ含め30分くらいで終わるかなと思ったけどオーブンに入る前までで1時間。

 

「みんな、ほんとーーーーーに少しずつ入れるのですっっごく時間がかかりました。」とはスタッフちかさんの所感。その代わりとってもきれいなスポンジができてました。

そんなわけでここまでで予想以上に時間がかかってしまったため、このあとレッスンはまきです。バタバタで写真を撮る余裕もなかったのですが、無事全員くるくるっとロールケーキ仕上がりました。

 

このスポンジは本当に優秀なんです。ぜひおうちでも作ってみてください。今回は米粉だけど薄力粉でも同じようにできます。

 

さあ、来月はデコレーション大賞。

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