好きから広がる子供の世界
「運動会って春にやる秋にやる?」
「え?うーーーーーん。。」
「何月にやるの?」
「9月」
「9月は春?秋?」
「…、春とか秋とかわからない。僕、そういうの興味ないんだよね。」
出た、男子小学生。
前に「干支」の話をした時も、「十二支言えない」という子が結構いました。うちの息子20ン歳にも「それ、言えるとなんかいいことあるの?」と言われて言葉に詰まる。
教養……っていうか、以前だと思うんですけど、まァ、言えないという事実だけ受け止めます。
女子にも聞いてみる。
「みんな運動会いつ?」
「5月、春」「うち9月。夏?」「10月、秋」
女子はしっかりしてる。
「暦の上では3、4、5月が春、6、7、8月が夏、9、10、11月が秋、12、1、2が冬なんだよ。」
「へーー。」
今や体感的には、春・春、夏・夏・夏・夏・夏・夏・夏、秋、冬・冬・冬って感じだけどね。
お菓子教室ですから、使う材料からも季節に思いを馳せます。
「りんごの旬は?」
「秋」
「苺は?」
「春?」
「さつまいもは?」
「梨は?」
お菓子作りが好きという、その興味を持ったところから知識の引き出しを増やしてあげます。
興味のないことってなかなか覚えられないんですよね。これは大人も同じです。
机上の勉強ではなかなか頭に入らないことも、生活の中で必要になったり、興味を持ったことからだとするっと覚えちゃうんだから人間の脳は面白いです。
「子どもに好きなことをやらせてあげて」というのはこういうことです。
習いごとで身につくことって案外多いんです。
「(大手の教室へ行ったら)全部用意されていて片付けもなくて、ちょこちょこっとやるだけ。あんなのつまらない。」って子どもたちが言ってました。同じ料理教室でも何を目的にしているのかは違います。
たくさんの経験ができる習いごとを選択して欲しいと思うし、ミサリングファクトリーは、縁あって来てくれた子どもたち(もちろん大人も!)にいろんなことを提供できる教室でありたいと考えて運営をしています。
冒頭の小学男子も9月は秋と覚えましたよ。笑
写真、ただいま横浜そごうで開催中の「不思議の国のアリス展」。
子供の頃「不思議の国のアリス」が大好きで大好きで。お話を読んで想像したり絵を描いていました。今でもジョン・テニエルの絵を見ると本当にドキドキします。好きがあると人生豊か。
因みに、いま私は「キングダム」 に夢中です。キングダム 好きな人は話しかけてください😁
このセリフが好き