10月27日キッズファクトリープチ「りんご蒸しパン」

プチは未就学から小学1年生までの親子レッスンです。

学齢の低い子たちには無理させず、自分がやりたいと思ったところまでやってもらいます。

包丁を使うことは怖い。でもちょっとだけはやってみる。それでいいのです。段々できるようになりますから。

包丁の時はねむいねむいを連発していたさきちゃん。
材料確認は好きみたいでニコニコ答えていました。無理強いをしないこと、時を待つこと。大事なんです。

親としては(ちゃんとやってほしい)って思うものです。でも、ありのままでいいんですって言われたらちょっとほっとしますよね。お母さんへの声がけも大事と思います。

 

切ったりんごがいい匂いで煮えています。

その間に生地作り。丁寧に混ぜ混ぜをするだけでおいしい蒸しパンが出来上がり。

今回は、強力粉、全粒粉、米粉をブレンドしました。強力粉だけでもオッケーです。強力粉と薄力粉をブレンドして好みの硬さを作ってもよいですね。

「レモンが苦手」とさきちゃん。りんごを煮る時に酸味を加えましたがすっぱかったみたいです。

そしたらお芋で作ってもいいかもね。他の材料でもできますから作ってみてください。

10月はなにしろりんごの皮むきがテーマです。皮をむくのはいいんだけど、それをなんのお菓子にしよう?って毎年結構悩みます。りんごの皮むきにたっぷり時間がかかるので、そのあとは工程が簡単なものという制限があります。なにかいいネタがあったら情報提供お願いします。

 

今回は15cmの紙のボウルで作ってみました。蒸し器は持たないお家が多いので、蒸すってちょっと敷居の高い調理法です。

お鍋でもできますが、蓋の水滴が落ちるのが気になるということでした。蓋に乾いた布巾を巻きつけるといいですよ、なんてお話をしました。

こんな感じ。

 

子どもお菓子教室では、単にお菓子を作れば良いのではなく、お菓子作りを通してなにが学べるのか、どんな経験ができるのかを大切にしています。

小学生たちが大手の教室へ行った時のことを「全部用意されていて最後の仕上げだけをちょっとやるの」「あれじゃ全然おもしろくない」と散々言ってました。笑

子どもを教えるってすごく責任のある仕事です。その国の未来を作るわけですから。

 

子ども教室は、目の前のその子どもに、なにが伝えられるのかきちんと考えて運営して欲しいと思います。

来月はチョコロールケーキ。「チョコロールケーキは好きじゃない」と宣言されてしまいまいましたけど、やりますよ。笑

フランス菓子研究所会員募集