4月3日フランス菓子研究所「米とオレンジ」

新年度になりました。レッスンのスタートはいつもフランス菓子研究所から。

もうイルプルーにレシピで15年くらいお菓子を作っているので、基本の流れはもちろん、多少のことは「おっけー、おっけー」って感じで作るのですが、たまに非常に難解なお菓子があります。さすが鬼才弓田亨(師匠)。今月のレッスン「米とオレンジ」はそんなお菓子のひとつ。

作るものはビスキュイ・ショコラ(チョコレートのスポンジケーキ)、ババロアを2種類、そして米を炊いて入れるとそんなに難しい技術のいるものではありません。

でも準備が超・大変です。というのも工程が多いので器具道具をたくさん使うためふたり一組でやるのだけど…、ああ書く必要ないか。体験してください。笑

わたしが脅すので緊張した面持ちの初日のみなさん。

今回のレッスンは組み立ての前まですべてふたり一組。これは珍しいことです。ふたりで相談しながら手分けをして作業を進めていきます。
そうです、手が空いてるからのんびりという時間はないのです。ひとりの人がババロアを炊いている間に、もうひとりはビスキュイを型から外しカット。など連携が問われます。ここがいつものレッスンとは違うところ。道具もたくさんなので片付けながら。やや焦ってしまう場面もありましたが、いつもの基本の技術を思い出し、落ち着いて、整理整頓して作れば、難しいことは出てきません。

米を炊くのですがちょっと水分が多く柔らかい仕上がりとなりました。
帰宅後のかよこさんがメールをくださって、セルクルがないとババロアが崩れてしまうということを教えてくれました。研究所。
気が回らずすみませんでした。
仕上がり後十分に冷やし固めて持ち帰ることができないのですが、セルクルをお持ちでない方はムースフィルムを巻きます。セルクルがある方は必ず持ってきてくださいね〜。

仕上がりはこんな感じ。これ6層なんですけどまったくわかりませんよね。笑

あんなに大変だったのに食べるのは5分でした。
めちゃめちゃおいしいです。

米の硬さがポイント。明日の分は今日のうちに炊いておいて、十分に水分を切ってみます。明日のレポートもぜひ御覧ください。

レッスン時間は試食の前までで3時間半でした。

今日は初日ということでだいぶ戸惑いがありましたが、レッスン後に工程表を作り直し、明日は万全の体制でのぞみたいと思います。

レッスン参加の皆さん、今月は集中でお願いします。いつも集中してるか。