お菓子教室ってマイナー。でも本当においしいケーキの力はすごい│お菓子教室の日々
こんにちは、横浜のお菓子教室ミサリングファクトリー松本です。
今月のステップアップコースで作っているケーキです。ショコ・マントー(ミントとチョコレートっていう意味ね。)
何度かブログでご紹介していますが、こちらはフランス最後の巨匠と言われているドゥニ・リュッフェル氏のルセット(レシピ)です。
今回はちょこちょこ色んなところにお裾分けしましたが、皆さん「おいしいねー」と言って下さいました。
このケーキ組み立てはシンプルで、下がチョコレートのスポンジ、チョコのムースの間にミントのババロアが挟んであるだけ。だけどその実はものすごく手の込んだ技術的にも難しいケーキなのです。ただ食べただけではおそらく誰も気がつかない。チョコレートと生クリーム混ぜたかなーって感じですが、それだけではこの味わいは出せません。
にも関わらず、かしこまらず「ほいほい食べていいよー」っておやつに出せるのが好きです。うんちくなんていらないのです。おいしいって食べてくれれば幸せ。
土曜日のレッスンで残ったものを自宅に持ち帰っておいたらいつのまにか無くなっていました。いつもは使うことのないかわいいケーキ皿が洗いかごに3枚あげてあって(あー、お客様ね)と。
真夜中に帰ってきた息子がわざわざ「友達がケーキすごいおいしかったって言ってたよ。」と言いに来ました。こちとら、寝てるのに。よほど言いたかったんだな。
自分が食べておいしいのもいいけど、友達がおいしいって言ってくれるのはことのほか嬉しいようです。生徒さん方も「娘がね」「息子がね」とおっしゃいます。息子が会社に持っていきたいって言うのよー」なんて方もいらっしゃいました。いくつになっても・・・いや、大きくなると一段と子どもが喜んでくれることが母はとっても嬉しいのです。特に息子は喜ばすのが難しい。お料理が得意なお母さんはたくさんいるけど、ハイレベルなお菓子が作れるお母さんは稀少なのでかなり子どもも自慢になるようです。(当社比)
おいしい食べ物って幸せを呼ぶのよね。
お菓子に目覚めた姪っ子ちゃんに夢中のひろこさん、娘さんとお菓子合戦をしているちかさんのブログは、そのあたりの幸せな雰囲気がよく出ていて、読んでてニコニコしちゃいます。
>>まくとぅーぷ(ちかさんのブログ)
>>まるまるキッチン(ひろこさんのブログ)
ステップアップコースの生徒さんは、基礎がしっかり出来て自分なりに自由にお菓子作りを楽しんでいらっしゃいます。そんな皆が口々に「こんなにおいしいお菓子が作れて幸せ。先生、ありがとー。」って言って下さるのです。ああ、そんなこと言ってもらえて私、幸せ。