夕食を焦がすことを恐れるな!「クッキング フォー ギーク」

少し前に教えてもらった「Cooking for geek 料理の科学と実践レシピ」この本、すごく楽しい。(ギークとは)
お料理って、すごくクリエイティブで科学で楽しい遊びなので、理系の人たちにぴったりだと思っているけど、これはそんなことを分析して書かれたユニークな料理本。すごく楽しい。読んでるとオタクの血が騒ぎます。

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冒頭で、北アメリカで1,004人の料理をする人たちを対象にインタビューをしたところ、料理をする人は5つのカテゴリに分かれる。という分析結果がのっていてこれがまたおもしろい。
1「献身タイプ」
料理を愛情ととらえる。焼き菓子作りが得意で伝統的なレシピを使う傾向になる。レシピを変更したりいじったりすることはない。このような人の元へはクリスマスや感謝祭の時に家族が集まってくる。
2「健康タイプ」
味を犠牲にしてでも健康的な料理を作ろうとする人たち。魚をたくさん食べ、他のグループの人と比べてよく運動する。家庭菜園を持っていることが多い。
3「几帳面タイプ」
何でもそこそこ上手に作れるが、料理している間ずっと料理本を手放せない。出来上がった料理は、本の写真を正確に再現している。このグループの人たちはある程度のスキルはあるが、料理への親しみは持っていない。
4「創造性タイプ」
料理本を使うことは殆どなく、あったとしても写真をちらっとみて「これなら私にも出来る!」というだけ。このグループの人たちは、料理以外にも人生の様々な領域でクリエイティブ。料理に自分のエゴが殆ど現れない。うまくできなくても落ち込むことはなく「頑張ったけどうまくいかなかっただけさ。たいしたことないよ。」と言う。
5「競争タイプ」
人々を感動させるために料理を作る人たち。ご近所にいる「料理の鉄人」を想像すると分かり易い。このグループの人たちは新しいことへの挑戦をし、また変わったことも試す。それは変わったことが好きだからではなく食べた人たちに「すごい、信じられない!びっくりするほどおいしかったよ!」と言ってもらいたいから。
私は料理は好きだけどコンテストとか興味がないの。こうやって分けると、コンテスト好きな人は5だよなー、私は違うんだな、とか、なかなかこの分析は言えて妙と思います。私はレシピ通りきっちり作るのも嫌いだし(お菓子は別)、マクロビとかベジタリアンとかこだわった食事も苦手。この中だと4が近い。あなたはどのタイプ??
とってもおもしろい本なので興味のある方はぜひ読んでみて♪
Cooking for Geeks ―料理の科学と実践レシピ (Make: Japan Books)/オライリージャパン

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