子どもはマスター 30daysblog・day25
「先生、一番好きな果物は?」
突然の質問に
一番?一番かぁ。なんだろうなぁ…。とまったく答えられない。
みんなは?
と問い返すと
「桃」
「マンゴー」
「柿」
「んーーー、ぶどう」
その即答っぷりがすごい。なんでそんな躊躇なく一番を決められるのか。そもそも一番という概念はどこからくるのか。と哲学にいっちゃいそうになるのはダメな大人です。
好きなものを○○がすき!と顔をあげていえますか。そこの大人。
子どもはマスター。
私はお菓子作りを子どもたちに教えてるけど、子どもたちからもたくさんのことを教わってきている。子どもは本当にいろんなことを知っている。関心のないことに見事に反応しないところもしかり。質問した大人を横に「その人は私の目を見ないでしゃべっている」なんて私に向かって言った子にははっとさせられた。マーケティング好きな私としてはこれほどヒアリングがおもしろい人たちはいない。自分の子育ての時は余裕がなくて、子どもとどれだけ対話しただろうかと思い返す。もっとたくさん話を聞けばよかったな。
試食の時に色々聞きたいんだけど、その時間ってレッスン終えて脳がとても疲れていて頭が働かないのが難点だ。
ここまでお菓子教室を続けて来られたのも子どもたちのお陰。子ども相手の仕事してる人が引退するとどっとふけるとこの前ちかさんに聞いてゾッとしている。ずっとお菓子教室続けようと思う。自分のために。
さあ、今日もたくさんの子ども25達が来るよ。