思考は上書きできる -30daysblog・day14
朝目覚めた時、心臓が重くなったようなどんより鬱な気分の時がある。その日、なにか気の重いことがあるわけでもないのに。どうしたことでしょう。
「誰にでも思考の癖というのはあって、それは上書きしちゃえばいい」という話を聞いた時、(自分はどんな思考の癖があるだろうか)くらいにしか思わなかったのだけど、その憂鬱な目覚めに(あ、これが自分の思考の癖だ)と気がついた。
朝どんよりすることは今のところコントロール外だとして、その時(ああ、またこういう朝が来た。嫌な朝だ)と思うのは思考なのだ。
どう上書きするかは考えてなかったし、その時いろいろ考えてみたけどこれだというものはなかったので、とりあえず「今日は楽しい」と言ってみた。
楽しいとは全然思えないし、本当かよとは思いつつ、この言葉は上書き保存用のまじないみたいなものだからそれでいい。
これからそういう朝は「今日も楽しい」でいこうと決めた。いや、もっとましな言葉を思いついたらまた上書きしよう。
それから不思議とそういう鬱な朝が来なくなってしまった。「言葉は力がある」ということだと思う。これも自分の思考だけど、良い思考は上書きする必要はない。
「パソコン、苦手」
「スポンジケーキが上手に作れない」
「猫に嫌われている気がする」
こういうのも自分の思考の癖で、無意識化で壁を作っているのだ。
とはいえ、急にパソコンは得意になれないし、スポンジケーキもすぐには上手にできない。だけど「苦手」「下手」という意識を「やればできる」に上書きすることで、何回かやっているうちにクリアできてしまい、「なんだ、やればできるじゃん」となるのである。ね。
最初の一歩は思考を上書きすること。
猫についてはちょっとわかりません。