お菓子を作るこどもたち(ちかレポ)
そろそろおやつに行かない?
正月休み明けのこの時期、先生は高学年の子にこんな風に声をかけます。
キッズのクラスは小学生が二人一組でお菓子を作るコースですが、熱心に続けて通って来ている高学年にとっては物足りないこともあります。おやつのクラスに行けば、より高度なお菓子をひとりで作って、ホールで持ち帰れるという魅力が。
しかしそれをも上回るキラーレッスンがキッズにはあるのです。それが12月のデコレーション大賞。
今日も、先生からの誘いに「デコレーション大賞やりたいから残る。」と。デコ大恐るべし。
そんなら、おやつのクラスでもデコ大やればいいんでしょうか。
どうやったらできるかなぁ、とあれこれ考えてみましたが、いろいろ難しそうです。
おやつのクラスの子に、デコレーションケーキは家でも出来るでしょう、と先生が水を向けると
「準備だけですごく時間がかかる」
「家でやるとお母さんがうるさい」
「みんなでやるから楽しい」
「投票してもらいたい」
とのこと。うーむ。
いちスタッフとしては
デコ大で渾身の一台をひとりで仕上げ、その自信を持って次のステップへ進んで欲しいなぁと思うのですが。
レッスンの後、後輩の素敵なケーキたちに投票するおやつメンバー。
メッセージも書いてあげてね。自分のとき、もらって嬉しかったでしょう?と先生。うんうん頷くお姉さんたち。
キッズを卒業してのおやつ初レッスンは、どのお子さんもみんな超絶緊張しています。そして、いやいやそんなこと今まで絶対しなかったじゃん、という不審な動きやミスをします。いっかい落ち着いて、呼吸ちゃんとして、焦んなくていいからね、って言いながら、こういう体験が出来るのは実はとてもラッキーなことなんだよ、と思っています。
緊張するといえば、最近絵を習い始めた松本先生も教室に行くときには緊張するそうです。わたしは家でさんざん練習したギター弾き語りをアコギグループのなかで発表するときに緊張します。なにか上達するには緊張するっていう工程は不可欠なのかもしれません。(坂本 知香)