お菓子を作る小学生 ローソク型のフルーツサンド編(ちかレポ)

世の中の習い事の多くがこの状況で休みになる中、ミサリングファクトリーはほぼ通常通りレッスンをしています。いつもと違うのは、みんなマスクしてるとか、スタジオの換気をこまめにするとか、終わった後先生がアルコールで広域を拭いてるとか、そのくらいかな。あ、それと、キャンセル料が今だけ無料です。スタジオの中にいる分には安心だけど、往復が公共機関だと不安だという生徒さんにとっては朗報。

今日の参加は2人。入会してからそんなに長くはないけど、丁寧で正確な作業をするRちゃんと、先月までプチクラスにいたHちゃん。お母様もスタジオ内で見学。たいてい、見学のお母様は入り口近くのテーブルに座るのですが、お子さんの立つ作業台にガブリ寄りなポジション取りに、心配な様子が表れています。

さてフルーツサンド、見たことあるけど食べたことはないお二人。「今日はイチゴだけど、他にどんなフルーツが合いそう?​」と先生。「バナナ」「オレンジ」と皆さん。どれも美味しそうです。

レッスンのポイントは、「パンの耳を切る(波刃包丁の使い方)」「生クリームを泡立てる(ハンドミキサーの使い方)」「パンにクリームとイチゴを乗せて巻き込む」の主に3つ。包丁を使う時の身体のフォームも先生が丁寧に指導します。やっぱり体育会系だ。それと、使った包丁の運び方と洗い方も、全員の細胞レベルに浸透するまで指導です。(卒業生がピザ屋のバイトで、「包丁通りまーす。」と叫んで先輩に爆笑された話しましたっけ。)

レッスンで生クリームを最初から泡立てることってほとんど無いです。時間の関係でいつも先生が仕込んでくれているから。乳脂肪分35%の生クリームは泡立つまで時間がかかるので、二人で交代しながらハンドミキサーを回します。背が低いし、ミキサーはそこそこ重いしで大変だけどがんばりました。

ラップにパンを乗せて、生クリームとイチゴを乗せたらくるりと巻き込み。クリームを欲張るとはみ出しますよ。出来たら一回冷蔵庫で冷やして落ち着かせます。食べる時はラップを取ってお皿に立てて、上にイチゴを乗せます。しかし運ぼうとするとグラグラ。Hちゃん、ものすごい速さの判断でさっさと寝かせて運んで行き、席についてから改めて立てていました。

6年生になったRちゃん、始業式で会ったきりの担任の先生は他所から赴任してきたので全く知らない人だとか。今はお家で学校からの課題をやったり、妹たちと遊んだり。学校から学習用動画も紹介されてるそうですが、見たことないから内容はわからないって。わたしの会社の同僚さん、小3のお子さんに学校から出されてる課題はほぼ昨年の復習で、解答を見ながら採点するのは親の仕事だそう。とりあえずの対策じゃなくて、長期戦を鑑みた子どもたちの学び方の指針が早く出ることを願いつつ、それまでは結局お家が自力でやるしかないのかなと思います。1番の心配は少しずつ蓄積してる心の疲労だけど、ここに来ていつものスタジオでいつもの先生や仲間と一緒にお菓子を作って、食べながらお話することはきっと何よりのケアになってると思います。ミサリングファクトリーの底力ね。

今日も楽しいレッスンありがとうございました。

(坂本 知香)

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