お菓子を作る小中高生 バスクチーズケーキ編(ちかレポ)
流行りもしっかり押さえるミサリングファクトリー、バスクチーズケーキを作りました。
デモの焼き上がりを見て、「上になんか乗せてるんですか?」とJちゃん。いや、焦げてるんだよ、というと「あーー。」と気の毒そうな表情。いえいえ、これが正解ですからね。高温で長時間焼くことで表面に濃い焦げ色をつけて、それが風味になってるお菓子です。
作り方はとてもシンプルで、やわらかくしたクリームチーズに次々に材料を混ぜていくだけ。だまにならないように丁寧に。あんまり泡立て過ぎないこともポイントです。
先月に続き、ライブ配信も行いました。フランス菓子研究所の会員さんや、キッズファクトリーのお子さんとお母さん、今月お休みしたおやつファクトリーの会員さんも、それぞれのおうちでも同じものを作りながら参加してくれました。みんなからコメントで進捗状況や質問を受け、それに先生が画像と音声で答えたり、わたしがコメントを返したり。
参加しているかおりちゃんが「面白いです。」って。みんなとの一体感がいいんですって。確かに、みんなの顔や声はないけど、空間を越えて繋がってる感覚はとても楽しいです。
できあがったケーキの写真が続々と投稿されて、みんなのスキルの高さに改めて感心しました。スタジオの皆さんのケーキも本当に上手にできていましたよ。
オンラインレッスンを見学したいと、あこちゃんもスタジオにいました。見学だけではなくばっちり働いてもくれました。あこちゃんの華麗なアイシングクッキーの動画が配信される日が待ち遠しいな。
ふと見知らぬ怪しいやつがやってきて、世界の強制リセットボタンを押しちゃったような今の状況。わたしの勤め先の学習塾でも、遠隔学習のやり方を鋭意構築中です。今までのやり方を変えてまったく新しいことに挑戦するということが、とんでもなく高いハードルになってる先生も少なくありません。だけど、たとえばこの先、この怪しいやつが去ったとしても、それまでのやり方に戻るなんてことはないのです。そこに気づいてる人はもうとっくに肚くくって歩き出してる。
「たとえば、シュクレ生地作ったら一晩寝かすというのも、スタジオでやるなら仕込みが必要だけど、オンラインなら二日連続でできるよね。」と松本先生。できなくなっちゃったことを嘆くんじゃなくて、新たに手に入れた可能性にワクワクする、そんな先生に教われるこどもたちはほんとにラッキーだと思います。(坂本 知香)