星野道夫の旅|横浜高島屋開催中
全国巡回中の没後20年特別展「星野道夫の旅」が現在横浜高島屋で開催されています。先週観に行ってきました。
おもにアラスカで撮影された自然と動物、人々の写真が思っていた以上のボリュームで展示されていました。
入ってすぐに目に飛び込んできた草むらから除く熊の写真の神々しさには自然と涙が出てきました。
動物はこんなに表情豊かなんだとびっくりするような写真が多く、星野道夫さんのまなざしの優しさに心を打たれました。
そして、雄大な自然の写真とともに、星野道夫さんが残した言葉がそこかしこにありました。
特に印象に残ったのは、
日々せわしなく過ぎていく時間と同じ時空に、ゆったりと流れている時間があることを知っているのと知らないのとでは大きく違う、という言葉。
星野さんの写真からは、日々のことに追われている自分の時間はほんとにちっぽけで、大きな地球時間から考えたら一瞬にも満たないことなんだということが伝わってきます。
そして、せわしなくしてるのは随分かっこ悪いこと。
自分も自然の一部であることを自覚し、自分を生かしてくれているすべての生物(もちろん人間にも)に感謝と思いやりの気持ちを持つかっこいいい人間になりたいものですね。
わたしたち人間は、自然を破壊することも自然と共生することできる存在です。普段ものを買う時、なにかを選ぶ時、「この選択は目の前のことだけでなく自然や未来に繋がることなのだ」と意識したいと思います。
没後20年特別企画「星野道夫の旅」横浜開催は10月30日まで。素晴らしい写真展でした。