3月6日フランス菓子研究所「洋梨のパウンドケーキ」
洋梨のパウンドケーキ4日目。
イルプルーのパウンドケーキはひとつひとつがみんな違うけど、同じなのは木べらでひたすら丁寧に混ぜ込むというところ。これが1000回以上混ぜるのだから半端ないんですけど、それを5日間連続レッスンで毎日デモを作っている私の姿を見て生徒さんが「…先生、これ毎日作ってるんですよね」と同情しているなど、なかなか苦行っぽいお菓子なんですけど、でも私は疲れにくい混ぜ方を会得しているので、まぁまぁ大丈夫です。
それは肩を軸に腕全体の力を抜いて混ぜるという混ぜ方。遠心力で回っているような感じです。姿勢と肘や手首が自然な形であることが大事で、無駄な力がどこにもかからないので、疲れにくいんです。手で木べらをちゃんと持つくらいかな。散々作っていると力って抜けていくんですよね。ここまでたどり着いてください。笑
今日も動画撮りました。今日は慣れているメンバーばかりだったので、ちょっとの時差で同時進行で作っていたのですが、空いた入れもの片づけたり、材料用意したりしつつ、途中動画も撮っていたので、危うく「前代未聞、デモが抜かされる」事態になるところでした。セーフ。いや、ちょっと待ってーってうまい具合に止めたんだけど。
パウンドケーキは工数が少ないので気軽に作れるレッスンで、始終笑い声が溢れ楽しかったです。
決して簡単なお菓子ではないのは、配合の妙。こんなに細かい材料を揃えるのは家だとちょっと大変です。そして弓田先生天才と思う味わい。イルプルーのパウンドケーキってほんとにすごいよねとみんながうなります。
本当においしい焼き菓子って市販ではなかなか食べられないものなので作るしかないですな。
明日でいよいよラストレッスン。明日の皆様、お待ちしています。