神無月を食す〜初秋の食事会
9月は長月。夜がだんだん長くなって冬が近づいてくる季節です。この陰暦の呼び方には複数異名があって「紅葉月」とも呼ばれます。
そんな紅葉月献立
毎年夏に開催している稲村ヶ崎虹での食事会。今年は少し時期をずらして初秋の味覚を楽しみに、いざ鎌倉。9月18日は最高気温32℃の真夏日ですが卓上は確かに秋。
季節の小鉢
甘鯛とまつたけ
お刺身は、右から真鯛、黒ムツ、くえ
栗と生湯葉
鯛めし
最近鉄鍋とぬか漬けに凝っているという蕗谷さん、どーんと大皿盛りで出てきたぬか漬けは、見た目の豪快さとは裏腹にやはり蕗谷さんらしい上品な味わい。
鉄鍋ご飯はなんでしょう、つやっつやでおいしいおいしい。こんなに食べられないわといいつつ、薬味をのせて、お茶漬けにして、と7名で五合完食。
そしてデザートは、シャインマスカット、梨、ほうじ茶のプリン
彩りの美しい蕗谷さんのお料理。ひとつひとつに心がこもった丁寧なしつらえに、いただく方もぴんと背筋がのびるのです。
日本人でよかったなぁと思うのはこういう日本料理を楽しめること。
そしてこうしてあらたまった席で季節の料理をいただくことは、自然が与えてくれる実り感謝をする機会として、日々せわしなく生きるわたしたちに大切なことと思います。