5月25日キッズファクトリー「苺のパンケーキ」

先週出張をはさんだため、2週間ぶりのレッスンです。なんか新鮮。

とか一瞬思いましたがすぐにいつもの修羅場やってきました。笑

材料を順番に入れてただ混ぜるだけなのが、なんでこんなに大変なことになるのか不明な低学年。いろいろ回り道して上手になっていきます。無駄が大事。

先に終わった女子チームは黙々と洗い物をしてくれました。感謝

入会したばかりの1年生のめんどうをよく見てくれたさきちゃん、ありがとう。

今回はパンケーキ千本ノック。火をつけたり消したり、いろんなところが熱くなるから注意しながら10枚以上のパンケーキを焼きます。最後の方は上手に……焼けたかな。
フライパンの持ち方、フライ返しの使い方、何度も言うんだけどどうもできない。
「あれ、なんでできないんでしょうねぇ?」とレッスンのあと大学生スタッフのあきこちゃんと謎談義。たぶん、腑に落ちてないから忘れてしまうのだ。
ミサリングファクトリーは、「言われた通りにやりなさい」ではなく、「よーーーく見て真似して」なのです。どうして先生がそういうやり方をしているのか、考えてほしい・・・・んだけど、熱いところ触らないようにするとかきれいにしながらやるとか注意しなくちゃいけないことがいっぱいだから覚えてられないよね。まぁ、余裕が出てくるとひとつずつできるようになっていきます。積み重ね、積み重ね。

出来上がったパンケーキ。焼くのにすごく時間がかかってしまったので、こっちで盛り付けようかと思ったけど、子どもたちはこれが楽しみなので「5分で」と言ったら、全員が5分以内に作り上げました。よくできますね。

「ミントって食べられるの?」
「食べられるよ」
何人かチャレンジしてました。「スースーする」「おいしくない」笑

レッスンするのは大変なんだけど、この年代の伸びやかさは素晴らしい。エネルギーもらってます。

昨日、小学生の頃に通っていたM君のお母さんより嬉しいメールを頂いたのでご紹介します。

Mは去年の家庭科の評価が10段階の9でした。本人は何に頑張
ったとか、自覚がないのに、なぜこの評価?と疑問に思ったそうで
す。

後から教科担任に質問したところ「調理実習の後片付けが他の生徒
より丁寧で綺麗だったから」と言われたそうです。

「松本先生にたたき込まれたからね」「MF通ってよかったね」と
話しております。

今年は自由選択科目でフードデザインを取りました。既に調理実習
が何回かあったようですが「楽勝~」「今年の科目で一番いい」
と言ってます。

小さな頃、スタジオに入れずに泣きべそをかいていたM君、それでもお母さんが「食べ物を作ってくれる人がいることのありがたさを知ってほしい」と根気よく付き合い、徐々に慣れて7年間通ってくれました。
お母さんの思いから彼の一生の財産ができたこと、わたしもとっても嬉しく思います。

さて、子どもたち。お菓子作りをしているだけなのに不思議な力がついちゃうんだよ。がんばってね。

フランス菓子研究所会員募集