3月15日フランス菓子教室ベーシックコース最後のレッスン「タルト・オ・フレーズ」
フランス菓子教室の新規受付を停止してから1年経ちました。ベーシックコースは今月で終了です。
最後のレッスンは「タルト・オ・フレーズ(苺のタルト)」。フランス菓子には珍しいフレッシュのフルーツを使ったタルトです。まずはパートシュクレ(タルト生地)を成形し型に敷き込みます。
生地は一晩寝かせてから使用するので仕込みのものを。シュクレ生地はに時間をかけてやっているとどんどん柔らかくなってしまうので低温の場所・冷やした器具で手早くのします。のしの練習は何度も何度もやって手早く出来るようになっていきます。
生地を寝かせている間にクレームダマンド(アーモンドクリーム)を作ります。
ミサリングファクトリーで使用しているのはスペイン産マルコナ種。イル・プルー・シュル・ラ・セーヌのものですが、これはどこのアーモンドパウダーよりおいしい。(めっちゃ高いですが)
パウダーは酸化がはやいので状態のよいものを使わないと味がまったく違ってきます。
良質な材料を丁寧に丁寧に混ぜていくこと1000回以上。少量の卵をさらに10回にわけて混ぜ込むのですから大変です。
でも皆さん「丁寧に手間をかけてるからこその味です。」とこの価値を理解してくださいます。
出来上がった生地やクレームを絞り袋に入れる方法の伝授。
これもミサリングファクトリーならでは。こんなところまで分析して教えてくれる教室はなかなかありませんよ♪
なるほど!と腑に落ちるとみんなぱっと出来るようになります。このタイミングは人それぞれ。
絞り袋に入れて丁寧にクレームダマンド(アーモンドクリーム)を敷き込みます。これもべちゃっとおいてちゃっちゃ!とはやらないんです。丁寧に。急がば回れ。
焼きあがったタルトに苺のポンシュ(シロップ)をぬります。丁寧にクレームを敷いたのがよくわかりますね。美しい仕上がり。
完全に冷めてから苺を並べます。今日使用したのは「さちのか」生活クラブの苺です。
丁寧に作るとこんなにおいしいんだ!これはいちいち口で説明するのではなくて食べてみれば一目瞭然。
こんなにおいしいお菓子が自分で手作りできるなんて!と皆さんお菓子作りに魅了されていきます。
さて、7年続いたフランス菓子教室ベーシックコース。たくさんの方に受講していただきましたが、今日をもちまして終了です。たくさんのご参加ありがとうございました!お気に入りのお菓子たち。もう作ることもないかな。(作れ)
4月からはフランス菓子研究所という名前に変えて、お菓子作りから何かが産まれる場所にしていきます。研究員の皆さん、皆さんが主役です。どんどんアイディアを出してくださいね。どうぞよろしくお願いいたします!
あ、レッスンは今まで通り。楽しくお菓子作りをしていきますよ。4月は「抹茶(抹茶のアントルメ)」です。18cmキャドル(角セルクル)一台どーんとお持ち帰りです。ご案内は少々お待ちください。