いのちをいただくという意味。佐藤初女さんを偲ぶ会開催しました。

2016年4月3日、佐藤初女先生を偲んで、みんなでおむすびを作る会をやりました。2015年佐藤初女さんを横浜にお招きした講演会実行委員会として開催しました。

小さなお子さん連れの方、これからお父さんお母さんになる方、ご夫婦、ご家族でのご参加もあり、普段のミサリングファクトリーとはちょっと違った雰囲気。

小さな子供が真剣なお顔でデモンストレーションを見ている姿がかわいらしいのと同時に小さな子も惹きつけてしまうのが「食べ物」のすごさを感じます。
佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび 
おいしいものを食べたいというのは人間の本来持っている欲求。おいしいものを食べるために考える工夫する努力する。これはとてもとても大切なこと。

佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび2 佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび3
みんなで和気あいあいとおむすびを作りました。佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび4 佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび5 佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび6
今回は料理研究家ののっくちゃんが青森の郷土料理「けの汁」を作ってくれました。野菜を賽の目に切って作るお味噌汁。最後に生の大豆をすり鉢ですって入れます。優しくて身体がほーーーっとする味。北国は厳しい冬の間の食料を冬が降る前に貯蔵し、それを冬の間大事に食べていくのです。食べるものに心配がない南の国との大きな違い。去年津軽に行った時にそのことをあらためて実感しました。だからこそ、よりいっそう「食べ物を大切にする。」精神や文化が育まれているのでしょう。

 

いつでも食べ物が手に入る日本社会。便利になった反面、大切にすることがどんどんおざなりになっていきました。

でもここへきてそれではいけないと思う人が増えてきているように感じます。

あるもので満足することが本当の豊かさであること、食べ物を大切にすることは自分自身を大切にすること、料理は、言葉で説くより、何倍何十倍のことを伝えることができるのです。
普段のレッスンでもそうなのですが、小さな子どもが真剣な目で料理と向き合い家に帰って家族に作りふるまう。そのことによってこども自身が自分を大切な存在と認識し大きく成長する。しかも自分自身の身体を作っている。料理することは素晴らしいことなのです。

 

だからこそいい加減なことをしてはいけない。わたしたちの身体を作っているたべもの。食べることをぞんざいにすればそれなりの身体に。命を頂くことに感謝と礼をもった調理をしたものを食べれば、それに応えるような身体をいただけるのだと思います。

佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび6

 

おむすびはその象徴。初女さんのおむすびはレシピではなく哲学、わたしはそう考えています。佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび7

とはいえ、日々の暮らしの中で「丁寧に」はついついおろそかになってしまいます。こういう機会を設けて定期的にリセットすることが大切ですね。佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび8

以前NHKで放送された初女さんの特集番組「いのちの贈り物」をみんなで見ているところ。佐藤初女さんを偲ぶ会 おむすび9
初女先生ともっとお話しをしてみたかった。もっともっとききたいことがあった。そんな気持ちになりました。でもいただいたものは今でさえ大きく、これを抱いてわたしは初女先生に恥じないよう歩いていきたいと思います。

初女さんにふれた方はみんなが「日々を丁寧にしたい」といいます。わたしもそうです。日々を丁寧に生きていきましょう。

ご参加の皆様、ありがとうございました。

そしていつもお手伝いくださるミサリングファクトリーのスタッフの皆さん、ありがとうございました。わたしひとりではこういうイベントはできないのです。みんながいてこその私。本当に感謝しています。ありがとうございます。


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