育児にイライラを感じる93%

こんにちは、横浜のお菓子教室ミサリングファクトリー松本です。
今朝は衣替えをしました。始めてしまえばあっという間。
元々あまりものを持ちたくない人なのですが、
最近は洋服もかなり捨てたため、衣替えも楽
これで心置きなく寒くなってよし。
さて、今朝の日経新聞に気になる記事を見つけました。
「育児にイライラを感じる93%」
育児にイライラしない方がむしろ奇跡だ。7%の人達、えらい。
気になったのは最下段中央辺りの文面。「子どもを互いに預けあえるほど親しい仲間がいる18%」

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最近の若いお母さんは、お互いの家を行き来することが少ないという記事を以前読み、
うちに来てるプチ(未就学児の親子レッスン)のママたちに聞いたことがあります。
「確かに、家にはあまり行きませんねー」と言ってました。
それを裏付けるようなこのアンケート結果。
子供をお互いあずけられることができるほど親しい仲間がいるは、たったの18%。
むぅ…と考えてしまう数字です。
確かに家に呼んだり呼ばれたりは、本当に大変です。
皆来るから片付けなくちゃいけない
昼がかかったらどうしよう
オヤツであそこはスナック菓子を出すから嫌だな
うちの子とあそこの子はすぐ喧嘩になる
家が汚れる(子どもはだいたい汚い)掃除大変
etc…
うちは一人っ子だったのですが、近所に同じ歳の3つ子ちゃんが住んでいて、
さらにひとつ上の男の子、女の子(と妹の赤ちゃん)のお友達、
総勢7名の子どもたちで毎日毎日、朝から晩まで誰かの家で遊んでました。
もちろん家に入りきれないので、庭・駐車場・道路も遊び場。
近所の人にも頭を下げながら、
それはそれはそれはそれはそれはそれは大変でした。
外へ行けば楽です。お金を出せば快適に遊べる場所がたくさんあります。
でも、お客様扱いの場所では子どもも親も育たないのです。
他所様のお家は、
相手に対する礼儀や思いやり、気遣いなどを覚える貴重な場なんですよね。
その時はそんなこと考えませんでしたが、
今思うとあの経験や学びは子どもにとっても自分にとっても、ありがたい環境だったなと思います。
私なんか3歳の水疱瘡の息子を引き受けてもらってパリに1週間行きましたから
(あ、それはもちろん特殊な事情でね)
その時苦楽を共にしたママ友は、子どもが大きくなった今も気の置けない友達です。
信頼の希薄な関係の中では、
助けが必要な時「助けて」と声を上げられない人になってしまいます。
世間はそんなに冷たくなくて、助けてくれる人はたくさんいるのに、
ひとりで抱え込み病んでいってしまう。
子どものコミュニケーション能力の低下を感じて久しいこの頃。
こういった母子を取り巻く環境変化は私にとって大きな関心ごとのひとつです。
皆さんは、どう思われますか?